寅さん観察日記#9「柴又慕情」
第9作 1972年8月5日男はつらいよ 柴又慕情
この第9作からおいちゃんが松村達夫さんへとバトンタッチ。
この作品では寅さんのキレやすいキャラクターが少し落ち着いた様に見えるんだけど、きっと森川信さんへの思いが交錯した中での撮影だったからだろうなぁ。
とらやでの喧嘩シーンよりも、旅先で周りに笑いを振りまくシーンの方が多かった。
結果、全体が明るい雰囲気になっており、寅さんが旅先だと饒舌でとにかく楽しい人というキャラクターが確立。
最後、吉永小百合さん演じる娘さんが嫁いでいく先が筆者の生まれ故郷の高蔵寺と知り、俄然テンションが上がる。調べてみるとロケは隣の多治見市らしいけれども。
あの川沿いの風景、場所なんとなく分かるぞ。
自分が生まれた頃の故郷の風景がチラリとでも映るのはとても嬉しい。日本全国に、このようなファンがいるのでしょう。
マドンナ:吉永小百合
ロケ地:金沢、多治見
主題歌:キーG。歌詞はパターン1(歌詞は元に戻ったようだ。全部を聴きそびれてしまった。こりゃ失態!細かな違いは判明せず)
-------
【寅さん観察日記】
男はつらいよの第一作目を見て、寅さんが頭の中の印象よりも随分と粗暴な性格で驚いた。そこでいつ頃から皆に愛される寅さんへと変化していったのかに興味が湧き、一作目から順に見ていくことにした。
あらすじ紹介が目的ではない。
順に見て思った事、雑感を書き連ねていく。順に見なければ分からない感想が紡ぎ出せればと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?