寅さん観察日記#20「寅次郎頑張れ!」

第20作 1977年12月24日 男はつらいよ 寅次郎頑張れ!

サブタイトル、もう少し何かなかったか(笑)
オープニングの夢シーンは大金持ちになったとらや。泣けるなぁ。
本編ではさくらのチャキチャキの江戸っ子ママさん感がまたまたアップ。良い。

若いアベックの世話を焼く寅さん。
中村雅俊と大竹しのぶが今回の主役だ。イナたい雰囲気の大竹しのぶさんがとても可愛い。
応援したくなる二人。寅さんが恋愛指導。大丈夫か。。と心配になるテレビ画面のこちら。
今までの寅さん恋愛モノとは一線を画するドキドキの展開である。
寅さんの恋愛は結末が分かってるからなぁ(笑)

途中、とらやの二階が爆発して吹っ飛ぶ。木っ端微塵になる二階。
何という展開か。
西部警察でも流行っていたのであろうと思い後から調べてみると、まだ西部警察始まってないじゃないか。
何が流行った。
その後何食わぬ感じで復旧していく所にとらやの凄みを感じた。

終盤には旅芸人一家、坂東鶴八郎一座も三度登場。
ここであ!っと気が付いた。
オープニングの夢シーンはこの一座じゃないか。筆者、ずっと気付かずに夢シーンのあの迫力ある御仁は誰だろうと思って見ていた(笑)

長崎の平戸の歴史的風景がたくさん出てきて行ってみたくなった。

マドンナ:藤村志保
ロケ地:長崎県平戸
主題歌:キーG。
パターン1の1番が終わっていつもの2番の箇所はアコーディオンソロになっていた。

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【寅さん観察日記】
男はつらいよの第一作目を見て、寅さんが頭の中の印象よりも随分と粗暴な性格で驚いた。そこでいつ頃から皆に愛される寅さんへと変化していったのかに興味が湧き、一作目から順に見ていくことにした。
あらすじ紹介が目的ではない。
順に見て思った事、雑感を書き連ねていく。順に見なければ分からない感想が紡ぎ出せればと思う。

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