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回復の「無印良品」

今週は、小売・外食の決算ラッシュ。
UNIQLO・無印良品・吉野家・松屋・百貨店各社・etc。

個人的には、小売り・外食業の決算を見ることが、世の中を把握するのに一番と思ってます。
今回は、衣類・雑貨を中心としたインテリアを展開する”無印良品”を運営する「良品計画」に注目。

■21年8月決算はどうだったのか?

結果は、増収増益。
コロナ前の2019年度と比較しても超過。当期純利益においては、339憶と過去最高益。

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過去の売上高と当期純利益の推移。

無印良品_純利益

コロナ影響を除けば、近年は右肩成長を続けています。
一時は、過剰在庫問題もありましたが、セール品を抑えることにも成功したようです。

■何が好調なにか?

好調の要因について、下記3点が大きいようです。

①客数が増えた
②食料品が好調
③中国事業が好調

①客数については、生活雑貨・衣類などの価格改定が大きいようです。
確かに、店舗に行くと自分も使用してる「白いポリプロピレン収納BOX」が300円近く値下がりしてました。
元々、無印良品自体が「ベースカラーのシンプルなデザイン商品だけどちょっと高め」な印象でした。が、現価格は「手が届く」感覚になった気がします。

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②食品については、コロナ・巣籠り生活で簡便性の高いレトルト食品(カレー)が好調ですね。確かに、スープ・カレーや、口休めのプチお菓子系が充実してます。利益率は低そうですが、無印良品はPB商品の上、メインは雑貨なので他社よりも利幅が多いでしょう。

③海外事業
コロナ影響続くヨーロッパは厳しい結果ですが、いち早く回復した中国事業は好調です。いくらEC比率が上がってるとはいえ、やはり店頭の人が増えることが売上に直結することが分かりました。

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今週は、興味深い会社の決算が出揃ってるので、毎日決算を見て、世のトレンドについて行こうと思います。

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