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0章:ゲームプランナーへの道

具体的な話の前に、ゲームプランナーになるためのルートを話したいと思います。

一部フリーランスや自分で会社を興してゲームプランナーとして活躍されている方もいらっしゃいますが、大半はゲーム会社に就職してゲームプランナーになることと思います。

そこには様々な採用ルートがありますので、まずはそれを列挙してみました。

1.ゲーム専門学校か大学を卒業して新卒採用に合格する。
2.ゲーム業界をサポートしている派遣会社に登録する。
3.デバッガーでゲーム会社に入って社員登用を目指す。
4.プログラマーやアーティスト、営業、パブリッシング等の職種でゲーム会社に入って、配置転換でゲームプランナーになる。

他にもあるかもしれませんが、自分も含めて私が見てきた方の経緯は、ほぼこの中のどれかに当てはまります。

結論から書いてしまいますが、王道は1.です。ここからは1.の話を中心に進めます。

2.はある意味ゲームプランナーになれていますが、多くの方が望む処遇ではないと思います。
契約上、継続雇用の不安がつきまといますし、そもそも即戦力を求められることが多いです。
そのため、元々どこかのゲーム会社で働いていた方が、何らかの事情で派遣社員になって次の仕事を探しているケースが一番多くなります。
そうなると、あなたは未経験者として、様々な経験を持ったベテランゲームプランナーと枠を争わなければならず、希望に沿った仕事にありつくのが難しくなります。
また、派遣社員からの正社員登用は人事部の採用計画には入っていないことが多いので採用枠が少なく、実力があっても中々正社員になれません。

3.や4.は「入ってしまえばチャンスがある」という考え方ですが、プログラマーやアーティストは専門知識が要求され、場合によってはゲームプランナーになるより敷居が高いです。営業等の開発から遠い部署ではコネクションができにくく、配置転換のチャンスは多くありません。
その中でデバッガーは比較的開発に近い部署で、デバッグリーダー等で実績を上げればチャンスが巡って来るかもしれません。
しかし、派遣社員からの正社員登用と同じで人事の採用計画から外れた採用なので狭き門になってしまいます。

その点1.は、毎年一定の採用枠が設けられます。新卒採用なので未経験が前提です。
最近は通年採用の会社があったり、ポテンシャルがアピールできれば新卒か既卒かは気にしない会社も多いです。
ということで、まずは1.に対してきっちり対策を立てて、合格(内定)を勝ち取ることが一番の近道になると思います。

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