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解離を知る・理解する・扱う

親からの『呪い』を『祝い』に変えて、あなただけのマンダラ創りをサポートしているハカセです(^^)
今回は、セラピーやカウンセリングにおいてプロとアマチュアを分ける1つである解離について、あなたと共有したいなと想います(^^)

私はセラピー、カウンセリングにおいてプロと呼べるかどうかの1つに解離についての理解や知識があるかという事が言えると想います。
もちろん、プロかどうかを決めるのは、クライアントさんが決めていい部分だと想いますが、プロを自任するのであれば、最低限知らなければいけないことがあると想っています。
その1つが解離です。
解離を扱えるかどうか、それは非常に大きいのです。

では、解離とは何か?
それは、自分を護るために行う防衛機制の1つで、『忘れたことすら忘れる』というやり方です。
あまりにも大きなショックや痛すぎる経験は、受けた人のココロを破壊してしまいます。
それを防ぐために、ブレーカーを落とすような形で、ココロをシャットダウンさせます。
その結果、痛みや苦しさを感じないようにしたり、感じている自分を人事のように経験したりします。

これは抑圧とは違います。
抑圧は抑え込んだ出来事を覚えていますが、解離は解離の原因となった出来事そのものを切り離してしまいます。
つまり、本人の中では『無かったこと』になるのです。

ですが、『無かったこと』にされたモノでも、本人の神経系、筋肉、無意識レベルでは覚えています。
ですので、意識的、記憶的には覚えていなくても、その人の人生に何かしらの影響を与え続けるのです。
本人も何故だが自覚がないまま、苦しんだりモヤモヤしたり同じパターンを繰り返してしまうのです!

そして、解離の現れ方として
『解離性同一性障害』いわゆる多重人格
『解離性遁走』本人の記憶・自覚もないまま別の場所にいる
『離人症』現実感が消失し、精神的肉体的どちらも生きている実感や感覚がなくなる(私の先生のコトバを借りると離世界症)
のような形で現れます。

もちろんこのようにある意味わかりやすい形で出てくることもあれば、本人の自覚もないまま本人を苦しめ続けるということもあります。
そして、解離は精神病水準・パーソナリティー障害・神経症水準の、どの病態水準にも関わってきますし、病態が重いほど、精神病水準に近ければ近いほど酷くなってきます。
さらに、私がメインでサポートしている複雑性トラウマ・PTSDにも解離は大いに関わっています。

さらに、解離は本人が忘れたことすら忘れているので、1人では絶対に何が解離してるかわからないのです。
この防衛は最終手段の1つなので、どんなに頑張っても1人では解離している出来事や傷に気づくことはできません。
それほどまでに、その人にとって生きるか死ぬかの傷なのです。
それを抱えて生きていけないほど、痛ましく苦しい傷なのです。
ですから、自己防衛としてそのような傷に触れようという事すら、できないのです…

ですから、援助者側、サポート側がそこに気づき、クライアントさんと共にそこに向き合う必要があります。
信頼できる、安全を感じられる他者と共にしか、解離は扱えないのです…

このように、クライアントさんのサポートをするうえで、病態水準の理解と解離についての理解、さらに最近では、愛着理論や対人神経生物学のような脳科学、神経科学の理解が必須です。
これらの理解があるかないか、それこそが私はプロとアマを分ける1つの基準だと想っています。

もしあなたが、何故だかわかないけれど、同じパターンを繰り返したり、同じような痛みや傷を感じるのなら、それは解離が根底にあるかもしれません。
そして、そのような解離には1人でいくらセルフワークを行っても、残念ながら効果がないのです。
そのような経験があるのなら、ぜひとも私と一緒に、あなたの傷のケアをしていきましょう。

そして、もしあなたが解離について詳しく学びたいのなら、ぜひとも私と一緒に解離について、そして、セラピーやカウンセリングについて深めていきましょう。

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