見出し画像

変化に必要な時間とは?

親からの『呪い』を『祝い』に変えて、あなただけのマンダラ創りをサポートしているハカセです(^^)
今回は変化を起こすために短い時間がいいのか?長い時間をかけた方がいいのか?をあなたと共有したいなと想います(^^)

私は短い時間で変化が起こることもあれば、長い時間をかけた方がいい事もあると想ってます。
そして、どちらにもメリット・デメリットがあるし、どちらにも優劣はないという事です。
では、この時間での変化の違いを、私の視点にはなりますが、一緒に考えていければと想います。

さて、私は短い時間の変化を『狩猟型』の変化だと考えています。
いわゆる、獲物を見つけて獲ったど~!となるものですね(笑)

目的を決めてそこに向かうための資源を集め結果を出す。
目的を達成するまでの計画などに時間をかける時もありますが、基本は達成したいことへの道筋の小さなステップを創り、時間を決めてやってみる。
ここでの時間の枠組みは3か月~半年ほどでしょうか。

この短い時間の変化のメリットは、眼に見えてわかりやすいということや、達成した事へのフィードバックがすぐにあるという事です。
すればするほど目的に向かい進んでいる感覚がわかったり、数字などで観察可能です。

私の感覚ですが、この短い時間の変化の主なモノはコーチング・コンサル・短期療法といわれるブリーフセラピーですね。
この短い時間での変化を可能にしているのは、目的や資源があり、それを活用できるという前提です。

ですが、短い時間の変化は、リバウンドを起こしやすいと想っています。
あまりにも今までと違うパターンを行うことは、人にとってはストレスとなります。
変化にもその人固有のと言いますか、好みのスピード感があると想います。
狩猟型のようにスパッと決めて、すぐに行動に移せる。
これは、その人の特性だったり、パターンだったり、傷の深さなどが関係してきます。
そして、この狩猟型の短い時間の変化で人生が変わるのなら、それはそれで素晴らしいです。

一方、長い時間の変化を『開墾型』と言っています。
いわゆる、畑や田んぼなどの農業的なモノですね。

こちらは、土壌から創っていく作業です。
荒地があり、作物が育つかわからない。
けれども、いつか芽がでると信じて、地道に土を耕し、肥料をまき、雨を待って、芽が出るのを祈る。
このような時間をかける変化を、私は長い時間の変化と捉えてます。

こちらの変化では、3~5年以上をベースに考えます。
1回の種まきで芽が出ればいいですが、そうでないことも多く、地道な作業の連続です。
こちらは特に対人関係での傷つき、特に幼少期からの親との関係での傷つきがある場合は、なおさらです。

そもそも、カウンセラーやセラピストを信用できるようになるまで、年単位かかることも普通にありえます。
これは、親に(精神的にも物理的にも)近づいたら暴力を振るわれた、親の機嫌を取らなければいけなかった、親が自分の言ったことを否定してきた等の経験があれば、誰かとつながるのが恐ろしいモノ、自分を搾取するのものと捉えても不思議ではないですよね。

このように、長い時間の変化は、時間をかけてゆっくりゆっくり進んでいきます。
長い時間の変化のメリットは、元のパターンに戻りにくいという事です。
長い時間かけて培ってきたパターンは、その前に使っていたパターンに戻ることを難しくさせます。
それは、土壌そのものが創られていますので、次に種をまいたとしても、芽が出やすいからです。

ですが長い時間の変化のデメリットは、今自分がどれくらい進んでいるのか、変わってきているのかを実感しにくいところです。
1回1回でのセッションでの手ごたえを感じなかったり、いつまでの同じ問題に囚われているような感覚だったり、やっている事への意味の無さ等が出てきます。
実際に何か月も進展なしのように感じることが起きてきます。

これはウサギと亀の童話にも似ていますね。
ウサギの速度だと、ゴールに向かって進んでいる感覚がわかります。
一方亀の速度でも進んでいる事はわかりますが、その進みはゆっくりです。

そして、この時間での変化は、どちらの変化も素晴らしいという事です。
これは優劣の問題ではなく、作業過程の違いです。
狩猟も開墾もどちらも人の営みには必須ですよね。
短時間で結果を出す必要もあれば、長時間かけてゆっくり物事を習得していっても良い。

そして、私がメインでサポートしている複雑性トラウマや複雑性PTSD、親との関り、特に幼少期からの親との関りでできた傷に対しては、私は長い時間の変化をベースに行っています。
これは、複雑性トラウマには、人を信頼するという土壌そのものがないからです。

もしあなたが、短い時間での変化を望んでいて、それでも変化することを恐れたり一歩踏み出す勇気が持てない時は、それはアプローチを変える必要があるという事です。
今までの狩猟的な変化から、開墾型の変化へ。
短い時間の変化から、長い時間の変化へ。

あなたに必要なのは、今ある土壌の活用ではなく、新しく土壌を創っていく
そのような作業です。
ですから、焦らずゆっくりでいいのです。
私はいつかあなたの中に芽が出ることを知っていますし、今の芽があることを知っています

私と一緒の地道な開墾を通して、あなたの傷の癒しや、これから先の人生でのあなたにとっての自己実現をしていきませんか?


個人セッションの申し込み・お問い合わせはこちらから
https://lin.ee/fyl1URu

セラピスト・カウンセラーになりたい方・ブラッシュアップしたい方向けの講座の申し込み・お問い合わせはこちらから
https://lin.ee/QoDPHf35


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?