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関係性(間主観)への誘い

親からの『呪い』を『祝い』に変えて、あなただけのマンダラ創りをサポートしているハカセです(^^)
今回は私がセッション中にベースにしている考え方や、どこに意識を向けているかをあなたと共有したいなと想います(^^)

結論から言うと、私がセッション中に意識を向けているのは、関係性や文脈等の、いわゆる『コンテキスト』です。
もちろん内容(コンテンツ)にも興味を持ちますが、それ以上に私はその人が『どのような状況で・どのような状態で、この内容の話をしているのかな?』という所に意識を向けます。

私がベースにしている考え方の1つが『現象学』と言われるものです。
現象学の詳しい意味をお話しますと、それだけで長くなってしまいますので、私がこうだと想っている事を簡単にお伝えしますね。
『現象学』とは、その事象や現象がどのようにして立ち現れてきたのか?を考える学問です。
これでも難しいかと想いますので、例を出して説明しますね。

以前とある方とお話をしていた時、私の中でふと男女が喧嘩しているイメージが湧いてきました。
別段その方と話をしている時、最近喧嘩したというような事は話題には上らなかったのにです。
そこで、私がこのようなイメージが出てきたのだけれど、最近何かありましか?と尋ねたところ、全く同じではなかったですが、それと似たような体験を数日前にしていたそうです。

このように、その人と話をしている時、さらに大きく言えば同じ場を共有している時(リアルでもオンラインでも)、ふと何かが湧き起こってきます。
それには因果関係の様なきっちり説明できる理由はないのです。
ですが、その共有してる場から確かに何かが湧き起こってくるのです。

この共有している場を、私は『関係性』や『間主観』だと理解しています。
もちろん様々な言い方ができるかと想いますが、私は『関係性・間主観』というコトバが一番しっくりきますので、この表現をしています。
(ここで私が影響を受けたのがフッサールの間主観の現象学だと気づいたあなたはオタクですね!笑)

この『関係性』や『間主観』を支えている場、それにクライアントさんのセッション内外での状況や状態、さらにそれらを超えて存在している何か、これらを全て含んで、私は『コンテキスト』と呼んでいます。

私はこのように、クライアントさんの話を聴きながら、これら全てに意識を向けるようにしています。
ですが、ここで意識を向けるという言い方をしてますが、多くは『無意識的に意識・無意識を向ける』が正確かと想います。
あるいは、『クライアントさんの話す内容、状態、状況も含んだ世界そのものに対してオープンでいる』という言い方もできるかと想います。

コトバにすると堅苦しいというか、なんだかすごい事のように聞こえるかもしれませんが、私の内面に沸き起こってきたモノをキャッチして、それをクライアントさんと共有し、そこから弁証法的に拡げていくというやり方ですね。
(この時転移や逆転移、コンステレーション等も活用しますが、その話は別に譲りたいと想います)

カウンセリングやセラピーというのは、こちらが客観的に話を聴くという事ではなく(そもそも客観的に話を聴くという事は不可能だと想っています)、私ーあなたで私たちを創り出すことだと想っています。
私たちを創りために、こちらも1人に人としてきちんと自分の主体や主観を持ち、それをクライアントさんと共有することが必要です。
そのために私にとっては『間主観』という考え方が一番しっくりきます。

このように様々な事に意識を向けつつ、話の内容を掘り下げ、関わり方や在り方、やり取りやワークなどを通してクライアントさんのサポートや応援をすることが、私流のカウンセリングやセラピーです(^^)
もし、あなたが何か癒したい傷や痛みがあるのなら
もし、あなたが日々の生活で生きづらさを感じているのなら
一緒にあなたの事を見つめていきませんか?(^^)


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