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PRTIMES 2021.3Q決算

1/12にPRTIMESの3Q決算が出ました。

PR TIMES【3922】、今期経常を83%上方修正・最高益予想を上乗せ | 株探ニュース

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通期業績予想の修正に関するお知らせ

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2020年度第3四半期 決算説明資料

素晴らしいですね。

先日書いた記事の予測(下記)を上回る増益・上方修正で、株価はS高を付けました。

予実差検証

今回は事前に業績予測をしていました。その予測と実際の差を検証しておきます。

この特性と上述のPR件数から逆算して3Q売上は1,125百万程度と予測。営業利益は支出次第でブレますが何もなければ406百万くらいになるのでないでしょうか。
PRTIMES業績予測

予実差は売上-98百万(-8.7%)営業利益+65百万(+16%)でした。

売上予測の際にPR1件あたり売上金額を1-2Qの平均値18.2千円/件で見積もっていたのですが、実際には16.6千円でした。このため売上金額が予想より下振れました。

※PR件数あたり売上については過去4期ほど遡ると16.7〜19.1の範囲で推移しています。今回の数値が弱く見えるかもしれませんが、特段異常な数値ではありません。

営業利益については、想定より粗利率が良かったことと販管費が少なかったことで予測値より上振れしました。

今後の展開

決算短信を見ると以下のような記載があります。

利用企業社数は11月に47,324社(前年同期比12,656社増加)に達し、国内上場企業のうち43.1%の企業にご利用いただいております。メディアユーザー数も19,574名となり、引き続き成長基調を維持しております。プレスリリースの配信と受信双方の増加に伴いネットワーク効果が大きく働き、「PR TIMES」は従来の報道向け素材資料であるプレスリリースの情報流通サービスから、PR(パブリック・リレーションズ)プラットフォームへと変容を遂げております。
決算短信より

PR配信サービスは競合ひしめく世界です。が、単なるデータ配信サービスからプラットフォームとなることができれば、囲い込みによる売上拡大・単価上昇(=収益性アップ)が見込めます。投資観点から言えば、PERの切り上げが起こって株価上昇につながることが期待できます。そのあたりをマーケットがどう評価するのか?注目しています。



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