悪い上司の下についた方が部下は優秀な人物になる
執行草舟氏の著書
「現代の考察」
改めて読み返している。
八百頁以上ある本書は、話し言葉の書き起こしなので読みやすいものの、
やはり時間がかかる。
でも、それだからこそ、意味が深まるので面白い。
今回のタイトル
悪い上司の下についた方が部下は優秀な人物になる
本の中の言葉だが、そうだと確信した。
だいたい、8割は悪い上司だ。
いい上司についていると話す人にそうそう出会わない。
そのことについて書いてみる。
1 なぜ、「悪い上司の下についた方が部下は優秀な人物になる」 のか?
執行氏は著書の中で
仕事の基本は、規律・命令・服従・献身だという。
部下は当然、後者の服従・献身が主になる。
給料をもらっている以上、
それもあるが
というよりも
しっかりした仕事観を構築するためには
上司に反抗してはいけません。
と述べた上で、
反抗せずに、うまくやらなければいけない。
という。
また、古今東西、どこでも、悪い上司の下には優秀な部下が育つという。
うまいことやって、
相手を騙しながら、
騙し騙し正しいと思うことをやっていかなければいけない。
からだという。
2 うまくやるとは?
うまくやる
と言葉では簡単だ。
でも、実際の行動ではかなり頭を捻らねばならない。
例えば、人に影響力を与えるようになって、感化を与えることだともいう。
以前書いたこちら
感化力をつけることはできるのだ。
それで自分もやってみようと思う人が一人でも二人でも出てきたらいい。
教育も詰まる所、それだけだと思う。
また、うまくやるとは、
いかに自分が行うことに意味づけをして説得力を持たせられるかでもある。
例えば、私の場合は極寒キャンプ
村主導のイベントなので、
村役場の力も使いながら、
志を同じくする上司・仲間の
協力も得ながら行ってきた。
確かに知恵を駆使しなければならない。
でも、
その工夫する力は確かに得てきたことを
今になって思う。
念の為付記するが、悪いことをするわけではない。
工夫するということだ。
3 失敗談も語ろう 〜多くの若者のために〜
私も様々なイベントを行ってきたが、
最初は絶対的に失敗した。
それは感謝祭!
私の身の回りは全く協力してくれない人達だったことを知らなかった!
本当に一切協力はゼロ。
やる気もない。
しかも、感謝の気持ちもゼロ!
残念ながら、
大批判を浴びた。
それでかなり学んだ。
協力してもらえない等々と書いたが、
感化できなかった私の問題だ。
まだまだなのだ。
その上で協力得られるかはどうかの見極めも必要。
この人は協力しない。
あの人は口だけだ。
その人は頼めばやってくれる等々。
人を見る目もできた。
どうやればできるか
または
どうやったら失敗するか
学んだ。
組織で動けない以上、
ある程度自分で管理できる範囲を決めていくこと。
頼める人には頼む。
でも、丸投げでなく、裁量も決めておく。
失敗はただの失敗ではない。
それで学ぶことができれば大きな財産だ。
4 私の場合は
私自身もこのまま続けていいのか悩むときもある。
でも、
悪い上司の下についた方が部下は優秀な人物になる
その通りだと思う。
思考停止の人も多いが、
その中で工夫すれば、かなり力がつく。
残念だけど、
変えることはできないことも多い。
これは現実。
それでも、感化を与えることはできる。
その感化を与えられるように今はここで生きようと思うし、
まだ、悔しいが感化できないのも事実だ。
この村で若い人が働く場を作りたい。
そのためにも
今ここで
感化を与え続けられるように。
5 最後に蛇足
本来は4までで終わりにするつもりだったが、
あえて蛇足を足す。
安倍総理を批判する人が多い。
私自身も全て賛成とは言わないが、
外交を考えれば安倍氏以外にいない。
鎖国していない以上、他国とのやりとりも重視しなければならないからだ。
ともあれ、
安倍政権を批判する人たちへ
国のトップがダメだったら、
その下の人間は優秀になる可能性があるわけだ。
国を会社に見立ててみれば、その国民は部下のようなものだから。
批判だけで終わらせるだけでなく、
うまくやる工夫を見つけてほしい。
法の抜け道を狙うのでなく、やりようを考えたらいい。
批判だけで終わるのでなく、
うまくやる一工夫も備えていきたい。
必ず道はあるはずだ。
今日もありがとうございました!
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