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気づきも広がる 8月1日「イノベーションABD読書会 福島」報告 #進化思考 第5回

5回目の8月1日読書会の報告です。

今回は5名の参加。
女性1人、男性4人
県内3人、県外2人、
20代1人、30代1人、40代3人でした。

前回に引き続き、こちらの本


p.164~227まで読み進めました。
以下は、かなりざっくりですが発表内容まとめです。

第二章「変異」
7 分離 別々の要素に分けてみよう
8 逆転 真逆の状況を考えてみよう
9 融合 意外な物と組み合わせよう
変異のまとめ 変異の数を生み、偶発性を高めよう。そして先鋭的に突き抜けよう
第三章「適応」
進化を磨く適応と空間  
 自己防衛本能による変化の回避・関係性の無視=創造性を阻害!
「時空観マップ」
 解剖ー中身を分けて理由を観察する(内部)
 系統ーモノ語をの古くからの文脈を知る(過去)
 生態ーモノや人のつながりを理解する(外部)
 予測ー未来の課題を知り希望を描く(未来)
適応の観点1 解剖  内側の構造と意味を知ろう
 1 形態の解剖 要素に分解する(例:樹形図)

話題になった内容としては

分離 日本語:水→お湯 英語: water → hot water 
   アイヌ語:「入るお湯」という表現
   エスキモー :雪という言葉が50種類ある
逆転 人生の選択で「逆転」の考え方使った
   男女のあり方 最近はLGBT  今後どう変わっていくだろうか
   「放射性廃棄物の最終処分場を日本で実現する為のコンセプト案」   
     原子力政策⇔再生可能エネルギー 逆転の発想
     → 地域の人にどのように伝わっているか
融合 空飛ぶ車(飛ぶ+車) まだないのは、調和が難しいのでは   
適応 「適応圧」…上手い表現、関係性を無視することから生まれる

運営面では

・今回は区切り方の関係上、担当パートが長くなり、まとめ・発表で時間がかかり、30分ほど延長しました。
・途中で抜ける参加者のための方法で、進化思考を使ったアイデアを出してもらいました。

その点でも、柔軟な対応が良かったという意見にホッとしたのは主催者の本音です。



私個人的な感想です。

話し合いでは、県外の方からこんな疑問がありました。

「放射性廃棄物の最終処分場を日本で実現する為のコンセプト案」   
  原子力政策⇔再生可能エネルギー 逆転の発想
   → 地域の人にどのように伝わっているか

「実際のところ、地元の人にどう伝わっていて、どう考えているか」
確かにあまり伝わってこない(報道されない)話ですよね。

実際には、私の住む川内村にはそのあたりの過程は一切伝わらないのが現実です。福島第一原発(いちえふ)から20キロ〜30キロ離れている場所ですから、それもそうです。
著者が「希望の丘をつくる」と表現された「復興祈念公園」については、双葉町のページにこのような記事がありました。

「復興祈念公園」のできる双葉町・浪江町の住民には意見を求めて、それを集約した形で計画を策定されたことが書かれています。

このような過程を踏んで、一つひとつ形作られるのが、民主制なのですね。

一方で、風力発電施設建設の際に、もう建設が後戻りできない段階で、住民説明会を行うこともあったり、住民理解を求める方法は一定の手続きが求められます。

まちづくりにも興味を持った参加者も多いので、こういった話から、実際の場面を通して、「進化思考」を学びながらも、他地域との比較もできることは一つ大切な場になっていることを感じました。

いわゆる汚染水海洋放出について、地元が風評被害を理由に反対していることの実態も私なりの意見を話しました。この辺りは解釈の問題もあるのですが、政治ってそういうものだよなあと痛感します。まちづくりに政治の関わりを避けられない以上、大切な視点だとも感じました。

県外の方の問いから、気づきが広がったとも言えます。

そんなわけで、「イノベーションABD読書会 福島」とあえて「福島」と入れていますが、他地域の人が参加すれば「比較」して客観視することもできるので、県内だけでなく、県外の方も参加してもらえたらうれしいです。

気になった方は上のFBイベントページをのぞいてみてください。


今回もありがとうございました!
次回8月8日(日)7時〜9時に、お会いしましょう。


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