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コロナショック・サバイバル

経営共創基盤の冨山さんの著書「コロナショック・サバイバル」を読み、人・企業・社会について、自分の頭の中を残しておく。(書評ではない。)整理して書かれていないので、悪しからず。

■コロナにより4つのことを再認識。

①人間は人と繋がりたい。これは本能的なものであり、変わることはない。

②経済活動は回し続けないといけない。

③コロナにより、デジタル革命の波は加速する。    

④コロナにより、グローバル化を再認識した。

■「ニューノーマル(新常識)」という言葉を最近よく耳にするが、こんな言葉に踊らされてはいけない。なぜならば、時代は常に変化し続け、毎日がニューノーマルなのだから。コロナでそのスピードが多少早まるというだけ。現金通貨の在り方(キャッシュレス化の加速)とコミュニケーションツールの増加は私たちの身近な変化。

■今後、企業は生き残りをかけて合理的判断を迫られることは間違いない。本書になぞらえて表現するならば、現金確保に走る。(この動きは既に出ている。)コストを下げる。(不要なコストはカット。人件費にもメスが入る。リストラの加速。)これは致し方ないこと。厳しい言い方だが、個人も企業も国家も最終的には自分の身は自分で守るしかないのだ。そこからもわかるように個人は企業に依存しているといざという時に自分の身を守りづらくなる。

■私たち個人はいつの時代も自分自身の「価値」を認識したうえでそれを高めておく必要がある。また、自分なりの幸せな生き方を理解し、それを追求する必要がある。周囲と同じ生き方をする必要はない。大事なことは自分が自分の生き方に対して幸せだと感じることである。

■コロナは実体経済に大きなダメージを与えた。各国はスピード感を持って、それに対応している。日本も個人、企業に対してのいくつかの救済策を講じている。これが正しい策かどうかは私には評価する力がないので、国が講じている策で自分に関係するものは確実に手にすることに徹している。一方で国の財政状況は気になる。しかし、これも私がどうこう言ったところで変わるものではない。話が少し変わるが、本書では実体経済へのダメージで済ますことが重要と言っている。リーマンショックと異なり、今回は金融経済はまだ安定している。実体経済のダメージが金融経済に波及しないことを願いたい。

■とにかく、サバイバルである。余裕が無くなると人は正しい判断、行動ができなくなる。余裕が無くなる前に先手先手を打ち、心の余裕を保てる努力をすることが重要。

頑張りましょう。

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