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【STORY plus通信 vol.5】リーダーは方法ではなく方向を。

STORY plus畑です。

人はなぜ嘘をつくのか、人はなぜ争うのか、人はなぜ歳を重ねると度量が大きくなるのか、人はなぜ間違っていると分かっていながらそれを選択するのかなど、「人とは何なのか?」ということに改めて関心があり、この数か月「人」に関する本を何冊か読んでいます。

その中で一つヒントを得ることができました。
それは、
【生命は個体として生き残る、種を残すために行動をする】という原理原則です。

生命科学的には当たり前のことですが、
改めてこの観点で「人」に関する事象を考えるといろいろと筋が通ります。

なにか、自分の中にかかっていた霧がパァーっと晴れた感じがしました^^

ではSTORY plus通信 vol.5です。
(前回のコラムはこちら→ https://note.com/storyplus0303/n/n879a8f489068

今回は
・リーダーは方法ではなく方向を。
・今月のひとこと(「利ではなく義で動く」)
・あとがき

です。
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リーダーは方法ではなく方向を。
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先日、ある経営者の方から「リーダは方法ではなく方向を。」という話をお伺いしました。

リーダーは方向を示し、メンバーは方法を考える、ことが大切だと。
私の中でビビッときました。

いろいろな組織を見ていて、うまく回っている組織は確かに、これが上手く回っています。
一方で、苦戦している組織はリーダーが方法にまで一生懸命に口出しをします。
もちろん、現実的にはリーダーが方法に口出しをすることもあるでしょう。
しかし、スタンスとしては「リーダーは方法ではなく方向を。」なのです。

みなさんの組織のリーダーはいかがでしょうか。

リーダーが「方法」に一生懸命口出しをしていないでしょうか。

私自身もまだ小さな所帯ではありますが、
自分自身の在り方として「方向を示し、方法には口出しをしない」ように意識しています。
もちろん、方法に言及したくなる時もありますし、実際に言及することもあります。

私がこのスタンスを貫くために自分に言い聞かせていることの一つが
「メンバーが創造する未来を信じる」ことです。

メンバーを信じれば、メンバーの考える「方法」に口出しすることも減ります。
そして、「自分の知っていることが正しい」というパラダイムを捨てることです。

自分が正しいというパラダイムを前提にメンバーと接すると、
自分の意図しない動きには修正をかけたくなります(結果として「方法」に口出しをすることになる)が、
往々にして、自分が正しいと思うことは自分のほんの一握りの経験をベースに醸成されたものなので、
実際のところはそれが正解などと言い切れるわけではないと思います。

短期的には非効率な結果になることもあるかもしれませんが、
サステイナブルな組織を築き上げるのであれば、メンバーを信じ、それで成果に繋がらないアウトプットが出たときは、
その結果をリーダーは潔く受け止めることがシンプルで理にかなっていると思います。

短期的な成果を求められる上場企業などでは通用しない考え方かもしれませんが、いずれ、そういうことの重要性に気付く時代が来ると思っています。

若干、極端に書きましたが、みなさんの組織づくりを考えるきっかけになれば幸いです。

ご参考までに。
__________________________________今月のひとこと「利ではなく義で動く」
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最近、IPOを目指すベンチャー企業様からCFO職のご依頼をお預かりすることが多いです。

日本でもエクイティファイナンスの潮流が加速してきており、それに強い投資銀行出身者を希望されるケースが増えているように感じます。

投資銀行の方は学歴も地頭もよい方が多く、いわゆる優秀な人材が多いです。
しかし、経済合理性だけで物事を判断する傾向が非常に強く、この部分はある種の職業病だなと私は思っています。

先日、ご転職相談を受けた年収5000万円・東大卒の投資銀行の方に、
「ところで、〇〇さんが心からされたいことはなんなのですか?」
と聞いたところ、
「そんなこと考えたこともなかったなぁ。苦笑」と、とても新鮮そうなご反応でした。

さて、本題です。
先日、ある経営者の方から「利」も大事だけど、「義」で動ける人材がやはり大事ということをお伺いしました。

私もそのように強く思います。

人間は、【自分にメリット】があるのかどうかという軸で判断する側面を持ち合わせていますが、それ以上に、【人として正しいこと】なのかどうかという軸で判断することができることが大切です。

あくまで結果論ですが、お会いするエグゼクティブの方々には「利」も追求しつつ、それ以上に「義」を大切にしている方が多いような気がします。

みなさんの組織のリーダーはいかがでしょうか。

ご参考までに。
__________________________________あとがき
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一番上のお兄ちゃんが少年野球チームに入っている関係で今年から少年野球のコーチをしています。
昨年までは保護者としてたまにグランドに行っていた程度なのですが、
今年からは練習にも試合にもみっちり付き添っています。

めちゃくちゃ奥が深いです。

まず、こどもには言葉が通じません。笑
そして、こどもは集中力が持ちません。笑
最後に、こどもの心はとても繊細です。笑

この経験は自分にとって、とても貴重だなと感じます。

私の中で一つ明確になっている指導方針は
「選手の存在を認め、選手を信じ、本気で期待する」ということです。
その上で、選手の話を聞き、考えさせ、時には叱り、時には自分で見せて、
選手と一緒に成長をしていく。
そういうことのような気がしています。

選手たちが自分たちで決めた目標(大会で優勝する)を実現させてあげられるように仕事に影響のない程度に頑張りたいと思います。苦笑
(すでに影響が出ている気配もありますが、、、)

今回も最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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「想いをつなぎ、未来を創る。」
「想いを育み、未来を創る。」
 株式会社STORY plus
 https://story-plus.co.jp/
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