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「落ち着いているね」と言われる真意

子供の頃から「落ち着いているね」なんて言われてきた。高校生くらいまでは何を言ってるんだろうと、他人事のように流してきたのだが、だんだんと自分の性格を理解していくことによって、この落ち着きは自らが生み出したものだと気がついた。

落ち着きの要素は2つから成り立っている。1つは性格的なものだ。元々感情の起伏が少なく、常に物事を俯瞰的にみる癖がある。そのため人から「斜に構えている」と印象を持たれることもある。

そしてもう1つは、準備だ。準備をしっかりすることによって焦る必要がない。すなわち落ち着いて行動をとることができる。2つの要素のうちこの準備が大きな割合を占めている。この準備というのは物理的な準備もそうであるが、気持ちの準備も重要になってくる。

もし自分を動物(生き物)に例えるならと言われたら私は「カモ」と答える。カモは水の上をスイスイと泳ぐ。優雅なものだ。しかし、カモの姿を水の中から見ると印象がガラリと変わる。あんなにスイスイ優雅に泳いでいるカモも、水の中から見ると、めちゃくちゃ足をばたつかせている。

つまり私も他人から見た時に落ち着いて見えるかもしれないが、実は頭の中では目まぐるしく思考を巡らせている。物理的な準備と心の準備をしっかりすることによって「落ち着き」を作り出しているのだ。


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