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名古屋大学理学部について

こんにちは!寒さも本格的になってきて、受験生はラストスパートを迎えているところかと思います。私もちょうど一年前、ひんやりとした空気に心まで凍り付くような感覚になり迫る受験日に焦っていたことを思い出します。
今回は私が所属する名古屋大学理学部について紹介したいと思います。まだ学部を決めれ切れていない人はもちろん、もう既に決まっているよって人でも、理学部に少しでも興味がある方は是非読んでみてください!


理学部とは

まず初めに理学部とは何かについて説明しようと思ったのですが、「理学部と工学部との違い」「何を学んでいるか」などは調べるとポンと出てくる割に話が長くなってしまうので軽めに行いたいと思います。
理学部とはその名の通り物事の「理(ことわり)」を学ぶ学部で、工学部や農学部などに比べて実用的ではない、なぜそうなるのか?などについて深く考えていきます。イメージとしては高校の勉強の延長線上にあると考えてもらってもよいかもしれません。

名大理学部の特徴

名大理学部の大きな特徴として、入学時に専攻分野が決まらないという点にあります。一年生では割と自由に好きな授業を取ることができ、二年生に進級する際、希望と成績によって学科を決めるという形になっています。
これは何を学ぶか決めきれない高校生からするととても魅力的なシステムだと思いませんか?専攻学科とそれぞれの定員を以下に記します。

(1)数理学科 55名
(2)物理学科 90名
(3)化学科 50名
(4)生命理学科 50名
(5)地球惑星科学科 25名

入試方式について

定員は一般選抜では220名、推薦入試で50名となっています。学科が分かれていない分どちらも他の理系学部に比べて比較的定員が多くなっていることがわかると思います。また他学部にいくつか見られる共通テストや二次試験による高得点者選抜は行われていませんが、推薦入試にいくつか特徴があります。推薦入試の合格者50名のうち25名は面接なしで共通テストや志望理由書などの書類のみで合格し、残りの25名を面接とその他の条件を加味して合格者が決まるという仕組みになっています。学力や特筆した資格がないからと諦めず、絶対にここで学びたい!という強い気持ちがある方はぜひこのような幅広い入学方法を検討してみてください!

教員免許について

教員免許と聞くと教育学部を思い浮かべる人が多いかもしれません。ですが名古屋大学で教員免許を取る人数が一番多いのは理学部なんです。意外だと思いませんか!?(私は高校を卒業するころにそれに気付きかなりびっくりしました)
教職課程は一年生の後期から始まり、他の授業とは被らないようになっているので、学問について深く学びながらも教員免許を取ることができます。
数学や理科の教員に興味がある方は是非自分でも調べてみてください。

入学して感じる他学部との違い

理学部は一年次で専門学科が決まっていないこともあり、他の理系学部よりもかなり自由に時間割を組むことができます。第二外国語が必修でなかったりと、その分その人のやる気によって他の学部よりかなり忙しくすることも、行きたい学科に必要な授業のみに絞り自由な時間を多く作ることも可能です。
また、文系の学部と比べて成績に含まれる出欠確認や課題の割合が小さく、中間テストや期末テストの成績への影響が大きいことも現在理学部に通っている身として実感しています。ここは「授業に出席する」ことよりも「内容を理解しているか」を重視することが多い理系の教授の特徴かもしれません。

さいごに

理学部は少し変わり者(?)が多くとても刺激的な毎日を送ることができます。一つの分野をとことん極めたい!という人もいれば、様々なことを広く学びたい!というような人もいて、理系に行くと同じような人とばかりつるんでしまう、というようなイメージは打ち砕かれると思います。

勉強においては、理学部の特性上かなり深堀りすることがあり難しいと感じることも多いです。ですが少なくとも一年生においては、学科が分かれていないのでそれぞれ得意科目が異なっていることが多く、一緒に考えて教えてくれる仲間がたくさんいて楽しいですよ!
これを読んで興味を持ってくださった方は是非一度名大理学部について他の大学とも比較しながら色々調べてみてください!!


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