辣油とはラーの油なのか
某料理系youtuberが至高の麻婆豆腐回で「ここでラー油を入れます。ラーの油を入れます。」(確かこんな感じことを言ってた)
そこでふと疑問に思った。
「ラー油ってラー(辣)の油なのか?」
確かにオリーブ油の油だし、菜種油は菜種の油だし、えごま油はえごまの油である。ではラー油の場合だとラー(辣)が原料となる。
というかこの理論だとラーメンとラーはなんだ?
この謎の「ラー」に立ち向かうべく調べてみた。
ラー油(辣油)の原料について
一番手っ取り早い方法である。
菜種油は菜種(菜種はアブラナの種または、アブラナという意味)の油である。これをそのままラー油(辣油)に適用できないかと考えたのである。
それでは早速自宅にあるS&○のラー油の原材料について見てみた。
主成分は食用ごま油。
あっ、ふ~ん。まあ何となく中華みたいな味するしこれは納得。
問題は「食用とうもろこし油」。
なんじゃこりゃ。
聞いたことすらない(無知)
調べてみるとコーン油(とうもろこし油)はマーガリンなどに使われているようだ。へ~。
(参考:https://journal.lepeelorganics.jp/corn-oil#2)
でもなんでとうもろこし油がいるねん。いらんやろ(唐突)
そこでググるとこんな都合の良い知恵袋が。
(参考:
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10167100525)
つまり、香辛料や香味野菜を油で煮る際に使うとうもろこし油の味がくどくなく丁度いいということらしい。
また、赤い色である理由はパプリカ色素らしい。
つまり、ラーという原材料は存在しなかったのだ。
言語に基づいた辣油
それでは漢字に着目してみよう。
自分は「辣」を全く見たことがないから常用外漢字では?
そもそも辣(ラー)とはどういう意味なのか。
辣
[常用漢字] [音]ラツ(漢)
1 ぴりりと辛い。「辛辣」
2 きびしい。むごい。「辣腕/悪辣」
[難読]辣油ラーユ
(引用:コトバンク
https://kotobank.jp/word/%E8%BE%A3-656218)
バリバリ常用漢字で草。
でも確かに辛辣はたまに使う。というか「1.ぴりりと辛い。」のこれで
解決なのではないか。
というわけでラー油(辣油)はぴりりと辛い油だからラー油(辣油)ということらしい。
今度からラー油のことをラーの油などととのたまう奴らに正論パンチを
かましていこうと思う。
しょうもない記事ではありますが、
最後までお読みいただきありがとうございました。
補足:ラーメンについて
ラーメンの語源は中国の「拉麵」(ラーミェン)から来ています。「拉(ラー)」は中国語で「引っ張る」という意味です。
拉麺は、蕎麦やうどんのように刃物で切り分けて細長い形にするのではなく、手で引っ張り伸ばして細長い麺の形を形成する手打ちの技法で作られます。その製法によって、「拉麵」と呼ばれます。
ちなみに、ラー油(辣油)の「ラー」とは違います。「辣」とは熱を伴う辛さのことです。
(引用:https://www.facebook.com/kamukura/photos/)
この投稿で自分の今回の記事完全論破されてしまった…
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