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偏って見る
ゴルフを始めてしまった。
しまった。と嫌な感じで書いたのは、ゴルフなんて絶対やるか。と思っていたからだ。
ゴルフはおじさんがやっているスポーツ。
(プロは別)
そんな偏見がぼくの中にはあった。
おじさんがやっている、から、やらない。となっていたのは大人という存在が嫌いだったからだと思う。
中学生まではどこにでもいる子供だったと思う。
ぼくの心が捻くれていったのはたぶん高校から。先生とは先に生まれただけでなにもできないし、えらくもないってこと。
ルールだからと理不尽なことも、あまりにも明確な不効率なことを変えようとしない怠慢さ。
だから、尊敬もできないし、話も聞きたくない、
行動範囲が市(たまに県)や関わる大人が親、先生という単位という激せまな場所で生きているぼくに、
「こいつらみたいになりたくない」と思わせるには十分だった。
大学生になり、そんな捻くれた気持ちを抱え、隠しながらもうまく関わっていっていたときにある大人に出会った。
その人は若い人のことを優先に考える人だった。
「ゴルフはビジネスにもつながる」
なぜかと言うと
「何歳でもできる唯一のスポーツだから」と。
たしかに、マイナーなスポーツであるかもしれないがそれは置いといてほしい。
なるほど。と思った。
ビジネスを置いといたとしても何歳でもできるスポーツはいい。
いつまでも運動ができる!
ゴルフは再現性のスポーツだ。
いかに同じ動きを繰り出せるか。
これが意外と難しい。
すこし手首が傾いたから、少し身体が浮いたから、すこし立ち位置が変わったから。
これだけで結果が変わる。
いまでは大はまり。
こうやって、小さいころにへばりついて固まってしまった、偏見をはがしていきたい。
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