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#インボイスRADIO vol.10 参院選SP/国民民主党・浜口誠さん

2022年6月29日インボイスRADIO vol.10 参院選SP
国民民主党 浜口誠さん


ーー浜口さん、本日はよろしくお願いいたします。最初に簡単な自己紹介をお願いできますでしょうか。

浜口誠さん(以降、浜口) 国民民主党の浜口誠です。私は自動車産業出身で、自動車メーカーで働いておりましたが、今は参議院議員として政治の世界で仕事をさせていただいております。

インボイスの問題は、中小企業の皆さんや小規模事業者、フリーランスの皆さんにとって大変重要な課題になってきていると思っておりますので、引き続き皆さんのご意見もいただきながら、政治の最前線で取り組んでおります私としても、問題意識を皆さんと共有等させていただき、取り組みを進めていきたいと思います。

今は選挙期間中で、私も立候補させていただいておりますので、まだ議員の立場が維持できるかどうかは選挙次第というところもありますけれども、今日はしっかりと皆さんのご意見をお聞きしながら今後の対応について考えてまいりたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

ーーありがとうございます。今は車で移動中という事で。

浜口 そうですね、群馬の桐生で先程まで個人演説会がありまして、今終わったところで車で移動中です。これから上尾の方まで移動する予定になっております。

ーー今日はお時間10分くらいで……

浜口 はい、そうですね。10分くらいで申し訳ありませんけれども、よろしくお願いします。

ーーでは早速質問に入りたいと思います。まず、インボイス制度をわかりやすく一言で説明するとどうなりますでしょうか。

浜口 インボイスというのは、横文字で皆さんわかりづらいと思いますけれども、要は商品毎に税額とか税率を細かく記した業者間での請求書、これがインボイスだと、一言で言うとそういう事かなという風に思います。

ーーインボイス制度について賛成反対、色々と立場があると思うんですけれども、浜口さんのスタンスを教えていただけますでしょうか。

浜口 国民民主党は、明確に、このインボイスは導入しないというスタンスです。導入反対、インボイス制度の廃止あるいは、少なくとも凍結が必要じゃないかという風に思っております。反対という立場を党としても明確にさせていただいているところであります。

私もフリーランスや小規模事業者で頑張っておられる皆さんのご意見を聞いておりますけれども、やはりこの制度は導入しないという方向でしっかり取り組んでいきたいと思っております。

ーー導入をしてはいけない最大の理由を教えていただけますか?

浜口 そうですね、やはり、中小・小規模事業者、フリーランスで働いておられる皆さんが影響を受けるという事ですね。このインボイスに対応するために納税登録をしなければいけないという事にもなりますし、また納税をしないという立場でやったとしても、取引から除外されてしまうというような影響もありますので、やはり中小、フリーランスの皆さんからすると課税インボイスに対応する場合にはこれまで以上に負担が増えますし、引き続き納税免除という事で対応した場合にも取引の対象から除外されて、やはり影響が……どちらの選択をしても影響が大きいという制度がインボイスだと思っておりますので、そういう面でこの制度というのは導入をしないという事が一番必要ではないかと思っております。

ーー「インボイス制度を考えるフリーランスの会」(STOP!インボイス)で先日、各政党のインボイスに対する公式見解を表にまとめたものを配信したんですけれども、それをご覧になった方の中から「国民民主党はインボイスに賛成だと思っていた」という声が散見されたんです。そういうところで、浜口さんの仰っている事は「国民民主党としても反対している」という認識で大丈夫でしょうか?

浜口 その表の中でも賛成ということになってましたか?

ーーいいえ。インボイス反対派に入っているのですが、多分皆さん、イメージで反対のスタンスだと思わなかったようです。

浜口 我が党のスタンスは先程申し上げた通り「インボイス制度は導入しない」という事です。やはり事業者の負担が大きいですし、仮にインボイスを導入した時に今まで免税対象だった皆さんが税を納めないといけないという事にもなりますし、また免税のままでいったとしても取引排除等の影響を受ける可能性もありますし、また不当な取引の、いわゆる「値段を下げてくれ」みたいに要求をされる可能性もありますので、百害あって一利なしというスタンスで国民民主党の中では議論させていただいているという状況です。

ーー実際にインボイス制度が始まると日本はどうなると思いますか。

浜口 いわゆる中小の方や小規模事業者の方が仕事がしづらくなる。新聞の記事なんかで見ると、高齢者の方ですね、シルバー人材の皆さんのところも影響を受けるというような記事もありますので、高齢者の方が仕事を辞めた後、継続して社会と関わっていたいと思った時にこの制度があると定年退職した後、シルバー人材の方が働きづらい社会になっていくと。人材活用という意味でも非常に影響が大きいんじゃないかなという風に受け止めております。

ーー国民民主党は22年2月の時点で、実は、「税制改正法案(給料が上がる経済実現法案)」を提出されていて、そこでも「インボイス中止」を掲げています。

浜口 そうですね、法案もすでに提出しておりますけれども、その中にもインボイスについては導入しないという内容を織り込んでおります。

このインボイス制度については党としても、色んな方々からヒアリングをさせていただいたり、あるいは要望を受けている中で、やはりインボイス制度は課題であるという受け止めを我々はしておりまして、実際に法律の中にもインボイスは導入しないという事をしっかりと政府に求める法案にしていこうという議論をさせていただいて、議員立法ではありますけれども法律を作って国会にも提出したと、そういう経緯です。

ーー政策を拝見すると国民民主党は積極財政というところなので、そこから考えていくとインボイスには必然的に反対になっていくのかなという気もします。ただ「国民民主党が反対だと思わなかった」という人の意見の中には、「インボイス制度に今は反対しているけれども、今後もそれを信じていいのか」と言っている方達もいるようです。そのあたりも踏まえてご意見いただけますでしょうか

浜口 我々、国民民主党は公の党ですから。やはり公党がそういう形で法律も作り、あるいは選挙で、政策の中に「インボイスは導入しない」「インボイスの導入に反対します」と掲げてお示ししておりますので。こういった、公党として明確にスタンスを打ち出しているというところは、有権者の皆さん、国民の皆さんにも受け止めていただいて、そのような不安や懸念は払拭していきたいと思っております。

ーーインボイス制度の見直し、中止、延期、色々とあると思うんですけれども、見直しに向けて一体何が必要なのか、国民としては何をすべきか、あるいは国民民主党としては今後どんな働きかけをしていくのかというところを伺えたらと思います。

浜口 答えは明確で、インボイス制度に反対の政策を掲げている国会議員を増やしていくという事だと思います。そうしなければインボイス制度に課題認識を持たれている、反対の気持ちを持たれている方の声が国会に届かないという事になりますから。

今まさに参議院選挙が行われておりますが、ぜひ国民民主党の仲間を皆さんのお力で国会に送り出していただければ、我々は皆さんの声の代弁者として「インボイス制度反対」「撤回」「見直し」という事を政策の中で掲げて国会論戦にも臨んでいく事ができますので、ぜひ皆さんのお力で我々の政策を前に進める、中の議員を増やしていく、この事に尽きると思っておりますので、ぜひともご支援をお願いしたいと思います。

ーーありがとうございます。今日はお忙しい中ありがとうございました。

浜口 いえいえ、とんでもないです。我々国民民主党は、インボイス制度については先程申し上げた通りのスタンスで、しっかり玉木雄一郎を先頭に頑張っていきたいという風に思っております。引き続き皆さんの声を国会、政治の中に反映できるように全力で取り組んで参りますので、引き続きの我々の仲間へのご支援よろしくお願い申し上げたいと思っております。

今日は短い時間で大変恐縮です。引き続き、連携を取らせていただきながら、今後も取り組みを進めてまいります。いつでもご連絡いただいて、こういう機会にもお声掛けいただければと思います。今日はありがとうございます。国民民主党の浜口誠でした。

ーーはい。ぜひとも、インボイス見直しに向けてよろしくお願いいたします。ありがとうございました。



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Change.org のサイトから、簡単に署名ができます。ご賛同頂ける方は、ぜひリンク先からご署名ください。10万筆、20万筆と積み重ねることで、国を動かす大きな力になります。

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