ストーンミュージック

吹奏楽・合唱向け合奏支援アプリ「Ensemble Friends」の開発元、ストーンミ…

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吹奏楽・合唱向け合奏支援アプリ「Ensemble Friends」の開発元、ストーンミュージックです!そのほか各種音楽の便利フォントなども開発・販売しています。 https://www.stonemusic.jp/

最近の記事

合奏支援アプリ「アンサンブル・フレンズ」の設定について

「アンサンブル・フレンズ」では、各種設定を行うことができます。 アプリを立ち上げたら、右上の歯車のマークをタップしましょう。 ここから、さまざまな設定を行うことができます。 それぞれ、[一般]、[メトロノーム]、[キーボード]、[ファイル]と4つの項目に分かれています。 [一般] 基準ピッチ ボタンを任意の位置へ動かすか、プラス・マイナスのボタンを操作することで変更できます。 メトロノーム音量 ボタンを任意の位置へ動かすことで音量を変えることができます。 また、メトロ

    • 合奏支援アプリ「アンサンブル・フレンズ」のキーボード機能を使う(応用編)

      平均律・純正律を切り替える 通常、キーボードは平均律の状態になっていますが、これを純正律に切り替えることもできます。 キーボード画面右上の[純正律]をタップして切り替えましょう。 また、キーボード画面左上の3本線のマークをタップして表示されるメニューの[音律]の項目からも選択することができます。 このとき、[自然7度]というボタンがありますが、純正律にしているときのみ選択できるようになります。 これは、属7の和音など、根音から短7度上の第7音を純正律に則って低くしてくれ

      • 合奏支援アプリ「アンサンブル・フレンズ」のキーボード機能を使う(基本編)

        「アンサンブル・フレンズ」にはキーボード機能が搭載されており、これを使うことで立ち上げている端末で音を出すことができます。 もちろん、メトロノームで拍を出しながらキーボードの操作をすることも可能ですので、日頃の練習に是非お役立てください! 今回は、基本的な操作についてご紹介します。 キーボードで音を出す 画面上に表示された鍵盤を指で押さえることで音を出すことができます。 複数の鍵盤を押さえることで和音を出すこともできます。 音を持続させる チューニングなど、複数の奏者

        • 合奏支援アプリ「アンサンブル・フレンズ」を使って練習を効率化させよう〜不規則な変拍子を含んだ曲の練習をしよう(発展編2)

          今回は、前回紹介しました[高機能メトロノームモード]の具体的な使用法、また練習の際に役立つ機能についてご紹介していきます。 ※この記事は楽曲情報の設定が終了した状態を前提にしておりますので、楽曲情報の入力については前回の記事をご覧ください。 曲の頭から拍を再生する「アンサンブル・フレンズ」アプリを立ち上げたら、[ADVANCED]をタップし、[高機能メトロノームモード]画面にします。 1小節目をタップして選択状態にし、画面内上部の[PLAY]をタップしましょう。 これで、

        合奏支援アプリ「アンサンブル・フレンズ」の設定について

          合奏支援アプリ「アンサンブル・フレンズ」を使って練習を効率化させよう〜不規則な変拍子を含んだ曲の練習をしよう(発展編1)

          前回の記事では「基礎編」として、アンサンブル・フレンズの[拍子パターン]機能を用いた変拍子の練習方法についてご紹介しました。 今回は、その発展的な機能である[高機能メトロノームモード]についてご紹介します。 [高機能メトロノームモード]とは [高機能メトロノームモード]とは、楽譜に書かれたすべてのテンポや拍子などをアプリに入力・保存する機能です。 これを設定することによって、曲の途中でテンポや拍子が変わってもそれに応じたカウントを出し続けてくれます。 つまり、曲の練習をする

          合奏支援アプリ「アンサンブル・フレンズ」を使って練習を効率化させよう〜不規則な変拍子を含んだ曲の練習をしよう(発展編1)

          合奏支援アプリ「アンサンブル・フレンズ」を使って練習を効率化させよう〜規則的な変拍子の練習をしよう(基礎編)

          吹奏楽の作品には、ある音楽の場面の中でしきりに拍子が変わることがあります。こうしたものを一般に変拍子と呼びます。 変拍子は、演奏者が慣れていないとその瞬間にテンポが乱れてしまったり、自信のない演奏になってしまいがちですが、標準的なメトロノーム(または電子メトロノーム)を使ってこれを練習していくのはなかなか大変なものです。 そこで、今回は「アンサンブル・フレンズ」の[拍子パターン]機能を使った練習方法をご紹介します。 [拍子パターン]機能で変拍子を設定する[アンサンブル・フレ

          合奏支援アプリ「アンサンブル・フレンズ」を使って練習を効率化させよう〜規則的な変拍子の練習をしよう(基礎編)

          合奏支援アプリ「アンサンブル・フレンズ」を使って練習を効率化させよう〜メトロノームを再生する

          "Ensemble Friends"(アンサンブル・フレンズ)とは、iPhoneやiPadで動作する「合奏支援アプリ」で、アナログメトロノームよりもさらに細やかな設定ができるメトロノームのほか、さまざまな音色で純正律を奏でられるキーボードなど、練習をする上で必要なものがすべて搭載されています。 純正律の響きの確認や、曲の途中でのテンポ変化・拍子変化に対応したメトロノームなど、このアプリを使うことでこれまでの練習ツールではカバーしきれなかった部分をいつでもどこでも効率的に、効果

          合奏支援アプリ「アンサンブル・フレンズ」を使って練習を効率化させよう〜メトロノームを再生する

          今さら聞けない?移調楽器と移高楽器

          フルートに「ド」という音が書いてあったとします。これをピアノなどのキーボードで弾くと、当然ながら同じ音が出ます。 では、クラリネットの楽譜ではどうでしょう? クラリネットの楽譜をキーボードでそのまま弾いてみると、不思議なことに実際に発音される音とは別の音が出ることがわかります。 このように、書かれた音(記譜音)と実際に出る音(実音)とが異なる楽器のことを、移調楽器といいます。 吹奏楽では、クラリネットをはじめ、各種サクソフォン、トランペット、ホルンなど、多くの移調楽器が編成に

          今さら聞けない?移調楽器と移高楽器

          ピッチが合わない。そんなときは……

          楽器をいくら吹いても正しいピッチでうまく演奏できないことがあります。 ちゃんと練習もしているはずなのに、どうしてこんなにピッチが合わないのだろう…と悩んだ人も多いはず。 そんなときは、いくつかの点を一つ一つ確認することで解決できるかもしれません。 そもそもチューニングが合わないというときは?多くの人は442Hzを基準にチューニングを行なっていると思いますが、クラリネットなどの木管楽器は冬などの寒い時期に楽器が冷えてしまうことでピッチが下がり、この周波数でのチューニングが難し

          ピッチが合わない。そんなときは……

          コンデンススコアの魅力

          全日本吹奏楽コンクール課題曲の楽譜を購入すると、フルスコアとパート譜のほかにコンデンススコアというものが付いてきます(現在、V作品には付属されていません)。 しかし、コンデンススコア自体を目にしたことはあっても、なんのために同梱されているかわからずずっと手付かずにしているという人も多いかもしれません。 コンデンススコアとはそもそも、コンデンススコアとはどういったものでしょうか。 コンデンススコアとは、2段から3段、曲によっては4段、5段の五線に旋律や伴奏など演奏される音符の

          コンデンススコアの魅力

          コンクールだけで終わらせるにはもったいない!録音と録画

          コロナの影響によって、今年のコンクールは録音・録画による審査が実施された地域も多くありました。 自分たちの演奏を収録したものを連盟やコンクール主催者に提出するという、今までにない形式に戸惑ったという方も多かったかもしれません。 しかし、この録音・録画は、それだけで済ませるにはあまりにもったいなく、日々の練習に積極的に採り入れることで絶大な効果を期待できるのです。 録音・録画で緊張感ある練習に練習している曲がある程度演奏できるようになってくると、どうしても演奏中の注意力が落ち

          コンクールだけで終わらせるにはもったいない!録音と録画

          楽器購入のコツ

          楽器を続けているうちに、「この先もずっと音楽をやっていきたい」と思うことは誰しもあるもの。 そのうちに「自分の楽器を持ちたい」と考えつくことも、ごく自然でありふれたことです。 楽器は決して安いものではありませんから、確実に良いものを買いたいですよね。実は、楽器の購入にはいくつかのコツがあります。 今回は、主に3つのシーンに分けて説明をしていきます。 買いたいモデルが決まっている場合:必ずプロに「選定」をしてもらおう楽器には、同じモデルのものでも個体差が存在します。 いってし

          和声の知識を合奏に生かすためのヒント

          合奏指導をするにあたり、楽曲全体の和音分析を行う人は少なくないでしょう。 和音分析はそれだけでも十分意味のあることではありますが、和音それぞれがどのようにつながっているかを知り、それを合奏に生かすことで表現をより深いものにすることができます。 和声とは多くの作品はその曲全体を支配する調をもっています。その調の最初に来る音、基となる音を主音といい、主音を根音とする和音を主和音(または、I度の和音)と呼びます。 調をもつ作品の多くは、主和音に始まり、あらゆる和音を経由してまた主

          和声の知識を合奏に生かすためのヒント

          フレックス編成の注意点と効果的な使い方

          近年、コンクールやアンサンブル・コンテストなどでフレックス編成の作品が目立つようになりました。 もしかしたらこの記事を読んでいる方の中にも、実際にこれらの楽譜を演奏したことがあるという人も少なくないかもしれません。 しかし、フレックスの特徴をしっかり理解し、十全に使いこなしている団体はそれほど多くはないようです。 認知度の高いフレックス編成の楽譜ですが、改めてその使い方と注意点などについて考えてみたいと思います。 そもそも「フレックス編成」とは一般的な吹奏楽作品は、フルート

          フレックス編成の注意点と効果的な使い方

          マーチの演奏をより魅力的なものにするために(後編)

          今回は、前回書いた「マーチの演奏をより魅力的なものにするために」の後編として、さらに踏み込んだ内容についてお話していきます。 場面ごとの音楽、個性を明確にしよう多くのマーチは3、4分ほどの小品ですが、その短い時間の中には実に多くの音楽的な要素がつまっています。 前奏、第1マーチ、第2マーチ、そしてトリオ。性格の異なったいくつかの場面が組み合わさることでマーチはできているのです。 魅力的なマーチの演奏というのは、それら各場面が明確にキャラクター分けされているものといえます。

          マーチの演奏をより魅力的なものにするために(後編)

          魅力的にマーチを演奏するために(前編)

          夏のコンクールも迫り、課題曲マーチに取り組んでいる団体も多いのではないでしょうか。 親しみやすいメロディーや快活なリズム、キャラクターの異なる場面変化など、世代を問わず世界中で愛されているマーチですが、魅力的な演奏にするためにはどんなことを考えたらよいでしょうか。 基本は「歩くための音楽」であることマーチは日本語で言い換えれば「行進曲」となります。読んで字の如く、マーチとは行進するための曲、歩くための音楽なのです。 そのため、演奏においては推進力をもち、安定したテンポ感が求

          魅力的にマーチを演奏するために(前編)