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感性開発/キャプテンシップ・チャレンジ2023開催レポートVol.4
大隈塾キャプテンシップ・チャレンジは1月13日(土)、第4回のプログラムを開催しました。
ゲストは、グラフィックファシリテーションの手法をつかって組織開発を行っている山田夏子さん(しごと総合研究所 代表取締役)と、パーパスキャッチャーの伊澤佑美さんです。
今回はワークショップ「感性開発」を行いました。
📖講義内容
今回の目的は……
●自分の中に放っておいた感性を目覚めさせる
●感性を研ぎ澄ませることでコミュニケーションの質を高める
●【感性を使って】お互いのパーパス(働く、生きる目的)を見つけ合う
●【感性を使って】自分のパーパスと組織のパーパスをつなげる
コミュニケーションと「3つの現実レベル」
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コミュニケーションとは何か。
それは、情報交換ということだけではなく、自分の感性や感覚を使って心の交流をすることです。だから、コミュニケーションをきちんととれば、身体の中からエネルギーが湧いてきます。
プロセス指向心理学のアーノルド・ミンデル博士(1940-)が提唱した「3つの現実レベル」の考え方をベースに、人がお互いを深く理解し合い、関係性を紡ぐための感性を開いていきましょう。
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に詳しく解説されています
感性と感受性とパーパス
生きる目的だったり存在意義である「パーパス」を、より自覚的に持っていると、人は生き生きと生きることができます。このパーパスを感じるために必要なのが「感性」です。
「感性」は感情を知覚に置き換える力のことであり、「感受性」は情緒的な感情を起こす力を指します。
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感性を研ぎ澄ますワーク
講義の間には、今の気持ちを音で表現したり、インプロ(即興演劇)を用いたコミュニケーション、仕事で悔しかった感覚やこの先仕事でやってみたいと思う感覚を紙で表現したり、といったワークも行いました。
全身を使ったワークに、受講生のみなさんも最初は緊張気味でしたが、少しずつ楽しんで感性を解放させて楽しんでいました。
講義の終盤には質疑応答ではなく、輪になって双方向の対話を行い、今回の学びを深めていただきました
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🖊️受講生の講義レポートより
自分の現実レベルについてもそうだが、他人(例えば会社の先輩や上司など)と話したらコミュニケーションを取る中で、その人はどの現実レベルが心地良いのかを探ることが関係性をより親密にする上で重要なのではないかと思った。
所属する会社に入社する際に抱いていたが最近忘れがちだった自分のパーパスを思い出すことが出来た。
日本の大企業は社会に役立つデザイン的な思考が強く、アート的な思考が足りないというお話が、記憶に残りました。
現在、新規施策に携わっていますが、 もともと何を求めてやっていたのかを見失いつつあると自覚しました。
原点に立ち戻りアート的な思考を忘れないようにしようと思いました。
自らを知ることが仕事においてもとても大事であることを感じた。
普段意識していなかった感性にもカテゴリーがあり、感性の違いによって個のバリエーションが作られていることを知ることが出来たのは、とても良い機会だった。
短期的な目標として自分のことを知る機会・時間を増やそうと思う。
結果や意味だけを求めることをやめてみようと思った。
目に見えるゴールやビジョンだけではなく、見えない自分の中での目的が重要であり、目的の奥に純粋意欲(原動力)がある。
自分のパーパスと会社のパーパスともに理解を深め、重なりを見つけていきたい。
しかたなく、どうでもいい、だれかやればいい、と仕事をするのは自分の目的と会社の目的との重なりが見つけられていないから。
ミーニングノートは「文章」によって自身の深堀を行うものでしたが、グラフィックファシリテーションは「絵」を通じて自身の内面やその場での対話を可視化するものであると感じました。
講義中、インプロ(即興演劇)を用いた羽、石、卵を相手に渡すワークで、「相手と同じテンションで受け取ってあげることが大事」というなっちゃんのお話も印象的でした。
自分の後輩、先輩、クライアント等に対しても意識したいと思いました。
組織のパーパスと個人のパーパスを繋ぐことの重要さは、第1回の駒井さん講義「正しい努力」と重なる。
ストレスの多い現代では、感性を表現しないことが当たり前になっている。
社内で「心理的安全性」に力を入れているが、感性開発は「心理的安全性=良い関係性を作る」の手段としてとても必要なことだと感じた。
🕰️タイムテーブル
13:30〜 オープニング
14:00~ インプットトーク
ワーク1:仕事に対するパーパスを考える ・感性のステップ
ワーク2:感性を研ぎ澄ます
16:50〜 クロージング
17:00 終了
👤講師プロフィール
![](https://assets.st-note.com/img/1706167235827-5OJIei34Bo.png)
山田夏子(やまだ なつこ)
クリエイティブ・ファシリテーター
株式会社しごと総合研究所代表取締役
女子美術大学教授
武蔵野美術大学卒業。
バンタンにてスクールディレクターや校長などを歴任。
独立後2008年しごと総合研究所を設立、グラフィックファシリテーションを活用した「組織開発」を展開。
携わった組織は950社以上。育成講座は延べ2500人が受講。様々な形で深い理解を育む対話支援をしている。 2023年4月より女子美術大学 共創デザイン学科にて教鞭をとる。
2017年NHK総合『週刊ニュース深読み』(1年間レギュラー) 2021年NHK総合『考えると世界が変わる「みんなパスカる!」』 2022年 日テレ『午前0時の森』 カンテレ『報道ランナー』 多数のラジオ番組に出演。
著書『グラフィックファシリテーションの教科書』 監訳書『場から未来を描き出す』がある。
❓キャプテンシップ・チャレンジとは
キャプテンシップ・チャレンジ(CC)は、
グループワークを通して「ヒューマンスキル(対人能力)」を鍛え、「全員発揮のリーダーシップ(Shared Leadership)」を習得します。
プレイングマネージャー(キャプテン)として早期からリーダーシップについて学び、受講者自らにリーダーの役割やリーダーシップについて考える機会を提供し、リーダーになる準備を促し、それをサポートします。
また、他社や他業種の同年代の仲間と繋がり、交流することで自己理解や他者受容の重要性を知り、多様な価値観を理解する土壌を築きます。
◆これまでの講義一覧
参加企業 (順不同・敬称略)
受講企業
株式会社セブンドリーム・ドットコム
株式会社NTTデータグループ
リテールシステムサービス株式会社
株式会社三井住友銀行
三井物産株式会社
綿半トレーディング株式会社
株式会社ルミネアソシエーツ
個人受講者の所属企業
株式会社パソナ東北創生
地域おこし協力隊
株式会社PoliPoli
株式会社丸の内キャピタル
zero&one株式会社
株式会社サクセスデジプラス
LINE ヤフー株式会社
弁護士法人ファーマ法律事務所
キャプテンシップ・チャレンジ 2023開催レポートvol.4
2024年2月2日発行
大隈塾事務局(一般社団法人ストーンスープ)
田中渉悟 tana.sho.2602@gmail.com
〒026-0002 岩手県釜石市大平町3-9-1
TEL:050-3558-7527
公式MAIL:ookuma_school@stonesoup.tokyo
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