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オーストラリアで転職活動

終身雇用制の真逆にいるわたくし。
オーストラリアの大学を卒業して以来15年、今の仕事は10社目です。
10回も就職活動しております。
慣れるかって?全然慣れませんし、落ち込むことの方が多いし、タフな過程であります。

日本ではバイトしかしたことがありませんので、日本の就職活動というものがよくわからないので比べられませんが、オーストラリアの就職活動はこんな感じです。

履歴書


これはResumeと呼ばれることもCV(Curriculum vitae)。
大きな違いはResumeは1−2ページ、CVは主に職歴や学歴をもっと細かく説明したちょっと長めの履歴書という感じのようです。
でも、私の体験では、Resumeのフォーマットを要求しているけどCVと呼ぶ、ということが多くみられます。
日本の履歴書のように、フォーマットが作られていたらいいのですが、履歴書は自分でデザインして作ります。
履歴書に含む主なコンテンツは私の場合、

  • 職歴とその詳細 (Career history and Duties&Responsibilities)

  • 学歴 (Academic history)

  • 資格 (Professional qualification)

  • スキル (Skills)

  • レファレンス (References)

いつもはWordで書いていましたが、今回の転職活動では、すでに職歴が9つもあり、そのうち8つは理学療法士、一番最近のものは労働安全コンサルタントと全く違う分野になってしまいWordではうまくフォーマットできませんでした。
今回は、CanvaのResumeテンプレートを自分で変えて2ページの履歴書を作りました。

ちなみに、オーストラリアでは履歴書に写真は貼りません。
人によって貼る人もいるかもしれませんが、雇用主は写真を貼ることを要求するのは禁止されています。
生年月日も、性別も、婚姻歴も、国籍も、とにかく個人情報は連絡先のみです。
もちろん書いても問題はないですが、差別にならないようにということです。
大学院のクラスメイトで60代の人がいたのですが、彼が転職活動をしていた時に全然うまくいかないことが多くて知人にアドバイスを求めたそうです。
すると、彼のメールアドレスに自分の生まれた年が含まれていたことが問題視されました。
多分、アドレスで年齢を推測されていて、若い人を優先的にとっていたのではないかと。
アドレスを変えたところ、面白いくらいあっけなく面接に通り転職できたということです。
私もバリバリ日本の名前なので、応募しても全然音沙汰ないということは結構あります。
もちろん、私の経験などが職種と合致していないということかもしれませんが。

ちなみに、雇用主は求人応募を載せる際にも性別や年齢を限定する記載をしてはいけません。載せたら違法です。
なので、日本の求人雑誌を見て本当にびっくりしました。
普通ですもんね。
ただ、役職によってはどうしても女性でなくてはいけないなどある場合は、私の住むメルボルンでは、VCATという簡易裁判所のようなところに申し立てをして許可をもらってから求人を載せます。
ただ、肉体労働の現場に関節炎のひどい人が就職しても職務を全うすることは難しいですよね。
求人応募にはPosition descriptionという、仕事の内容などが書いてある書類があるので、その中にInherent requirementという職務条件みたいなものが書いてあります。
Inherent requirementは人事の面からも、労働安全の面からもとても大切だと思いますが、もう仕事にいく時間なので、本日はこのくらいで。

いってきまーす。

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