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暗闇の中のストレンジャー

即興で、何か書いてみようとしていたが
思い立って数秒で、ムダだということに
気が付いた。
いつの日だったか、取り消すことが
出来ないコメントをネット上に
打ち込んだ時のように
言い知れぬ後悔を抱えながら
過ぎてしまった時間は
取り戻せないのだという厳しさを
再び心に刻みながら

「時間が戻るといい。」

そのような願い事など不可能であるのに
呪文のように、心の中で
繰り返し呟いていた
あの頃のことが
突然、頭の中を駆け巡ったところで
オレは目を覚ました。

時間は、午前3時だった。
いつもは、5時半から、
六時ころに目が覚めるので
あまりにも早すぎる起床だった。
就寝が24時ころだったので
この中途半端な睡眠時間は
時々、オレを襲う頭痛の
後押しをしているようであり
大方、決まって、
中途半端な時間に起きてしまったときは
再び、床に就こうと思っても
なかなか、寝ることが出来ない
だから、あまりものもどかしさから、
手元のリモコンを取り、
テレビのスィッチを入れてしまう。

頭は働きを失っているから
テレビの内容などは
頭に入ってこない・・・・・。

はずだった。

だが、この日は違った。
テレビの中の
ディスプレイの奥から聴こえる
かすかなる声。
「なんだ?」
心の中で呟いたオレは
言葉の内容を聞くために
テレビの音量を上げてゆく。

普段の約1.5倍ほどの
大きさとなったとき
やっと、言葉の内容を
認識できるようになった。

言葉の内容は明らかに
何かを警告しているような内容だった。

気味が悪くなったオレは
冷静さを失っていたのであろう。
話の内容などは、
まったく頭に入らず
すかさず、リモコンを手に取り
チャンネルを変えた。

すると、いつもの
1.5倍の音量のままだったので
大音量となってしまい。

一瞬、ハッとしたオレは
テレビのスィッチを切ってしまった。

こんなことがあれば
寝ることなど出来ない
明日は

「ちくしょう、」
そんなことを呟いたとき

LINEの着信音が鳴った・・・・。

     ~~つづく~~
          のか? 笑

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