見出し画像

『自律する子の育て方』を読んで

 脳科学者の青砥瑞人氏と、前・麹町中学校校長の工藤勇一氏の共著。自律する子どもにするための、子どもとの接し方や有効な声かけの仕方について書かれている一方、大人は普段からどのような心構えでいればよいのか、といった、大人にとっても救いとなる一冊だと思う。抑えておきたいポイントは以下の通り。

・心理的安全性
 「否定しない」というルールにより心理的安全性が確保され、不安や恥ずかしさを感じる事ない行動を促す事ができる。

・叱っている大人が心理的危険状態
 大人自身が心理的安全性を確保する必要がある。アンガーマネジメント。

・自己肯定感を育てる
 心理的安全性に通ずるところもあるが、例えば、次の様な環境を作る事で自己肯定感を育む。「子どもの意志が尊重される」「失敗が咎められない」「他人と比較されない」「成功体験を積む」

・3つの言葉で問いかける
 「どうしたの?」「どうしたいの?」「何か手伝える事ある?」

・大人が完璧な人間を演じない、目指さない
 完璧な人間なんていない

・メタ認知能力を育てる
 その日に嬉しかった事を尋ねる。単純に親子コミュニケーションとしてもgood。

それはそうと、本の中で「マインドフルネス」「マンダラート」という言葉に出会った。マインドフルネスについての本を読んでみたいと思う。マンダラートは、実際に作ってみた。↓のようなものだ(実際は、それぞれに具体的なアクションとして細分化する)。さあ、実践してみたい。

画像1


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?