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コミュニケーション不足で感じた不安と向き合う

新卒からITベンチャーに入社し、約2年間お世話になりました。
コロナがまだ流行っている時期だったので、リモート勤務でコミュニケーションはSlackで行っていました。後半ではgatherというバーチャルオフィスを導入し、気軽に声をかけられる環境ができていました。

にもかかわらず、今振り返ると、いつも不安と焦燥感に追われながら働いていたように思います。この原因と向きあわないと、また同じことを繰り返すと思うので、自分なりに解決策を考えたいと思います。


どんな不安を感じていたか

開発会議での孤立感

大学ではITとは関係のない科目を専攻していたため、IT業界における知識や当たり前が分からないということが多々ありました。ITだけではなく、ビジネス的な用語も結構分からなかったです。

言葉やキーワードを調べるのですが、ピンと来なかったり、1度調べたはずなのにまた忘れたり、開発会議では自分以外がエンジニアとしての知識があり、何を話しているか分からないという状況が多々ありました。
ですが、書記を頼まれており、専門知識は置いておいて、分からないなりに概要をまとめたりしていました。ただ私が書いた書記はあまり見られておらず、何のためにやっているのかわからないことがありました。

初めてやることにお金がかかるという不安

運営しているサービスを展示会で紹介するため、ステッカーやポスター、パンフレットを作ることになりました。Figmaは使えるものの、イラレが使えなかったので、ステッカー発注にだいぶ苦労しました。サービスのマスコットキャラクターの輪郭を取り、パスのオフセットを作るのに苦労し、アンカーポイントの数を減らしたり、pxではなくmmでサイズを確認したり、印刷依頼する前にはアウトライン化をしないといけないなど学びました。

発注に関して、調べれば調べるほど色んな注意点が出てきて、混乱してました。経理の方に発注依頼するのですが、何度か出戻りが発生してしまい、デザインデータを修正しました。

やっと発注完了できたものの、データ通りに印刷がうまくいくか分からず、そこに会社の経費がかかってくるというプレッシャーで、ミスれないという不安がありました。実際やらかしてしまったこともあり、ポスターでテキストのアウトライン化をした時に、文字の塗りが抜けてしまったらしく、それに気づけず、1文字だけ袋文字になってしまったことがありました。

かける時間が分からないという不安

上記のステッカー作成についてですが、結構な時間をかけてしまい、丸半日くらいかかったと思います。
ただ、上司の考える速さと自分の作業の速さが一致しておらず、すごい急かされているように感じていました。
(ただ自分の作業が遅かっただけですが…)

他のタスクをやりながらだったので、優先度を上げるのが難しく、でもどこかでやらないといけないという焦りに加え、初めてやることなので調べるところとイラレの使い方を調べるところから始まる大変さが目に見えており、時間がかかるだろうなと思いながら、手をつけると案の定時間がかかり「早く経過を共有しないと」と思いながら「まだこれくらいしか進んでないの?」と思われるのが怖く、いろんな感情に苛まれながら作業していました。

自分が不慣れだったことが大きな原因ですが、初めてのステッカー制作は苦い思い出となりました。

いろんなことに浅く関わってばかりでキャリアが見えない不安

キャリアとして、何を目指せばいいか分からなくなることがありました。そして、それは自分だけではなく1つ上の先輩デザイナーも同じような状況に陥っているように見えました。

約2年間、いろんな業務に関わりました。

  • 開発チームでのUI制作と毎週のリリース前と後のテスト検証

  • 毎日のSNSチェックと運用

  • ステッカーパンフレットやポスターなどのグッズ作成

  • ユーザーやパートナー企業の方からのお問い合わせ対応

  • サービスを利用していただいた方へのインタビューと記事の公開

  • プレスリリースの作成と公開

  • 新しいプランや機能を紹介するLPのデザインとコーディング

  • サンプルやデモの作成

  • 毎週サイトのPV、UUなどのチェック

  • たまにお見積り

会社のフェーズ的にスピード第一という状況だったので、どれもFBなどはなくとにかくやる、という感じでKPIやゴールが分からない作業がありました。目標が見えないために、その作業の重要度が分からず、優先順位の付け方を間違ってしまうことが多々あったように思います。

色んな業務に浅く関わっていたため、得意なものがなく、この先プロダクトデザイナーになるのか、コミュニケーションデザイナーになるのか、このままでいいのか、どうキャリアを決めればいいのか、迷っていました。

デザイナーという肩書きではあるものの、カスタマーサポートで終える1日があったり、デザイン業務に触れるこののない月があったり、デザイナーとしてこのままでいいのか不安でした。

成長していないという不安

社内ではランク制度というのがありました。
この2年間自分はずっと1番下のランクでした。いろんなことに関わってきたものの、どれも空回りしていたのか、売上に直結することができず、評価を上げることができませんでした。

全部チャットで解決できればよかったけれど…

今振り返れば、1つ1つのタスクの期限とどのくらいの時間をかけるもので、どれくらいのクオリティを望むのか、ちゃんと確認すればよかったと思います。無駄に感じることを、この作業にはどういう意味があるのか、ちゃんと聞くことができれば、もう少し不安を解消できたのかなと思います。

当時は分からないことや確認すべきことが分からず、分からないことが発生するたびに上司のTimeに「わかりません!」と書くのが、会社の全員に見られるということから、何となく抵抗がありました。なので、自分で調べて解決せねばという焦りがいつもありました。

またTimesに困ったことを呟く人があまりおらず、自分ばかりわからにことだらけなんだ…という思うこともありました。

不安との向き合い方

分からないことは分からないと気にせず言おう!

周りと自分を比較せず、仕事をちゃんとやり遂げることに集中しようと考えれば、分からないことを聞くことは誠意を持って仕事と向き合う姿勢なので、何も恥ずかしいことはないはずですよね。
分からないことを素直に聞くこと、頑張りたいです。

仮説を立てるようにしよう!

分からないことを全部聞いていては、解決能力や調べる力がつかない、とはよく聞く話ですよね。「自分、聞いてばかりで迷惑がられてないかな」という不安にも繋がります。

なので、どこまで考えていて、何が分からないのか、思考の全体像と分からないことに対して、どこまで考えたのか(仮説)を共有するよに心がけたいと思います。

ゴールと期待値を必ず明確にしよう!

このタスクはどのくらいのクオリティで、いつまでに終えて欲しいのか。
自分がタスクをこなすのに、どのくらい時間が必要か。
ここは必須で確認が必要です。
当たり前すぎるんですが、実際に働いてみないと気づけなかったです。

不安を気軽に相談しよう!

解決策を実行したとしても、不安を全くなくすのは難しいのではと思ったり。やっぱり気軽に話せる人間関係づくりでしょうか。不安が生じた時点で相談できる人がいると心強いですよね。
不安を相談できる環境を作れるようにしたいです。

不安を忘れるための趣味の時間を大事にしよう!

日中はタスクに追われて、夜はデザイン本を読んだり、チュートリアルや模写をしたり、常にデザインと成長のことを考えていました。メリハリのない日々を送っていると、段々不安から逃れられなくなります。仕事は大切ですが、仕事を忘れて熱中できる時間も同じくらい大事です。

まとめ

不安は時にメンタルを崩す原因となります。私は膨らみすぎた不安を打ち明けることができず、結局体調を崩してしまい、多方面の方にご迷惑をかけてしまいました。同じミスを繰り返さないように、積極的なコミュニケーションを意識していきたいと思います!

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