《働く人はおさえておきたい》沈黙の危うさ
『沈黙の文化は危険な文化である。』
この言葉にドキッとした方はいませんか?みなさんの職場を思い浮かべると、いかがでしょうか?メンバーからネガティブな報告や相談はないし、従業員満足度アンケートでも気になる結果は出ていないので、特に問題はないとおっしゃる方がいるかもしれません。
しかしながら、時間の経過とともに
→社内のコミュニケーション不足→想定外の退職者→お客様からの不満の声という悪循環にはまってしまうケースを耳にします。
上司がポジティブな報告しか歓迎していなかったり、業務の成果基準ばかり注目しマネジメントの課題に向き合えていなかったり・・・と、実は足元に問題がちらほら。問題が解決されないまま不満ばかりが積み重なっていき、しだいに発言するより沈黙していた方がいいとメンバーが感じ始めるわけです。
今回は、よくあるズレの一つ「失敗の捉え方」に注目していきましょう。まず、みなさんのチームでの失敗は、以下のどのタイプに当てはまりますか?
本来は「②複雑な失敗」や「③賢い失敗」なのに、「①回避可能な失敗」として扱っていないでしょうか?特に「③賢い失敗」は要注意です。
リスクを抱えながら新しいことに果敢にチャレンジした場合、単なるミスとして責任をおしつけられたら、当然モチベーションは下がります。本人だけではなく、それを見ている周りのメンバーもです。
そこで、失敗とは何か?改めて考えてみましょう。
このようにマインドを変化させるためには、リーダーが積極的に失敗を受け入れる環境をつくり・メンバーを巻き込み・生産的かつ意味のある対応を行なわなければなりません。新しい制度を導入すれば即解決につながるわけではないのです。ひたすら地道な努力を続けるしかないのです。
働きやすさ&働きがいが求められる今こそ、失敗について率直に話し合える環境かどうか、振り返ってみてはいかがでしょうか。
*参考文献*
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