見出し画像

トレーニング戦略の良否はピーキングにあり。

先日とある論文(ハリーポッター3冊分)を読み切ったので、腑に落ちた部分と大切だと感じたところ、知人に良く質問を受ける部分を素人ながら要約しました。何回かに分けて共有していければ思います。
半分は備忘録ですのでその点はご了承ください。

今回はトレーニング戦略の良否は、詰まるところピーキングのでき次第なのでは無いか?という話しです。
ピーキングの目的は狙った時(レース)に狙った距離(種目)に適した身体を作る。という事だと思います。
トレーニング戦略は、そのピーキングをいかにして構造立てて効率よくやっていくかだと思います。
結論から言うと、どこで、どう最高の状態を作るか目標、ビジョンを持つ事が始まり。
目標無しに戦略は立てれないという事です。

トレーニング戦略と聞くと期分けを思い付くと思いますが、今回はそれよりもざっくりした捉えをしてみます。
早速トレーニング戦略の構造を簡単に分けると2つのパートがあると思います。
1つは鍛えるパート2つ目はレースで結果を出すパートです。
家づくりで例えると
材料を集めたり良い材料を揃えたりするのは鍛える練習で、レースで結果を出す練習は、それを組み立てる実際に家を組み上げて形にしていくイメージです。
どんなに良い材料を用意、つまり基礎トレーニングをしてもそれを最後、レースでその材料を組み上げ無ければ結局は住めない家、住めなければ意味が無いと言うことです。
逆にあまりトレーニングができていなくても
最後(レース2〜4週間前)にある程度組み上げてしまえば持っている力の80%〜90%くらいは出せると思います。最低限住めはします。
ですが、本来出せたはずの結果は出ません。
より良い結果を出すためにはより良い材料をじっくり整える必要があるからです。

この「鍛える練習」から「レースで結果を出すための練習」、レース当日までの1週間程度の「調整」を総じて「ピーキング」と言います。
調整とピーキングが混合してることがありますが、調整とはピーキングと言う戦略全体の最後疲労を抜いて身体をフレッシュにしていく一部のパートの事を言います。

大会までに鍛える練習からレースで結果を出す練習が順調に出来ているからこそ最後の調整の意味があり、ピーキングができると言えます。

レース当日、スタートラインに立った時に自分がどの程度準備出来てるかによって95%くらいは結果が決まっています。
どれだけ直前に追い込もうが1週間程度では身体は適応しません。
計画的に身体に負荷を与えて適応させていく必要があります。
要するにトレーニング戦略とは、効率よくピーキングを行いレースに万全の状態を作ることが目標であると言えます。
つまり、鍛える練習と結果を出す練習が上手くバランス良くでき、レースに向けて身体がいい状態になればピーキングが上手くいったということであり、トレーニング戦略全体がうまくいったという事です。
しかし、最後数日の状態が悪くて結果が伴わない事もあります。それでも大きな波トレーニング戦略全体で見た時に上手くいっていればあまり気にしなくても良いと思います。


今回はトレーニング戦略の良否はピーキングにありという話しでした。
当たり前ですが、目標無しに戦略は立てれないという事です。

個人的には、実際中々上手く行かず計画の9割くらいは修正しますが、全体から概ね外れてなければ良しとしてます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?