#9 flexibility
僕は地元にしても、進学先においても、本当にたくさんの人との出会いに恵まれているなと感じる。
本当に周りの人が大好きで、素晴らしくて、尊敬出来て、真似したいなーと思うことがたくさんある。
だからこそ、最近、自分のこの「後藤俊輔」という人間の軸がいいようにブレてて、最近すごく自分を模索していた。
例えば、「話し方」という一つの例をとっても、多種多様な人がいる。
「いろんな話題を持ち、自分の周りのエピソードをわかりやすく話せる人」、「笑い話が好きで、面白い話をよくできる人」、「あまり多くを語らずに言いたいことをまとめてしっかりと言える人」、反対に「聞くのがとてもうまく、相手のことを深く聞いてあげられる人」だったりと、ざっとこんなにある。
自分自身、話す人や話題等によって、これらの立場は変化していくが、本当に世の中はいろんな人がいるなと感じる。
それも、まだ日本だけでも行ったことがない場所だって、たくさんあるのに世界だったら、本当にいろんな人がいるよなーって考えただけで、わくわくする。
なんとなくそんな思いを最近抱いて、今日地元で行きつけの散髪屋に入った。
そこはいつもいろんな話をしてくれて、僕のこともよく聞いてくれる。その人に、上記の話をしてみた。すると、こうアドバイスが返ってきた。
この木はなにかわかるだろうか。そう、これはヤナギの樹である。
「柳に雪折れなし」という言葉がある。
意味を知らない人は、上の引用で確認してほしいが、柳は風に揺られ、枝をゆらしていくが、決して折れることはない。豪雪にあっても、雪の重みで折れることもない。だからこそ、本当に強いのは松の樹よりも柳の樹なのである。
この松の樹と柳の樹の例のように、自分流の考え方や軸に縛られるのではなく、「柔軟性」を持つこと。いろんな人の考え方や行動に触発されて、自分の”軸”という大きな樹を作っていく。これがすごく大事なことであると感じた。
僕はこれからもたくさんの人と出会うだろう。その過程のなかで、自分と考え方や思っていることが正反対の人ももちろんいるだろう。そんな人に対しても、とりあえずその人なりの解釈を聞いてみる。それを柔軟に受け入れていく。それをこれからの人生において、意識していきたいと思った。
後藤、柳になります。それではまた明日。
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