見出し画像

(無料記事)決算を跨がないのは最大のリスクである話

おはようございます、すてぃ次郎です。

今回は、決算を跨がないのは最大のリスクである話について書いていきます。

定期購読マガジン「すてぃ次郎の米国株時事通信(700円)」と「すてぃ次郎とクソカブくんの米国株合同マガジン(1111円)」に含まれていますので、他に読みたい記事がある方等は購読をオススメします。

<はじめに>

株式投資のインフルエンサー発信で決算はリスクだという話が出てきます。

私はこの話について基本的に真っ向から反対であると主張をしたいと思います。
その理由を今回は解説していきます。

<概要>

まず、決算発表とは?を簡単に解説します。

決算発表とは直近3カ月(1四半期)の業績及び財務について報告する機会の事を指します。
具体的に書けば、どれぐらい売上高や利益が出て、過去と比較してどれぐらい成長したか?や今後の見通しについて説明があります。
仕事で言えば進捗報告に該当するでしょう。

決算は分かりやすく言い換えれば、「テスト結果」や「通知表」に該当します。
世の中では、テストの点数では評価できないという声もありますが、世の中は基本的に数字で評価されます。
皆さんがSNSのフォロワー数やチャンネル登録で判断したり、年収で良し悪しを決めたりする事と同じです。

大体言いたいことがご理解できたと思いますが、決算を評価しないという事はその企業について良し悪しを判断しない事になります。
結婚相談所で、年収も年齢も学歴も仕事も見ません!と宣言する様な感じですね。
スペック不足の人からすれば天使の様な存在かもしれませんが、ババを引く確率は圧倒的に高いでしょう。

決算をしっかり見ないという事は、ババを引く確率が高くなる事を指します。
それで良いのでしょうか?

<決算を避ける理由>

決算を避ける典型的な例は、読めない、面倒くさい、難しいなど消極的な理由からでしょう。

しかし、学生時代にテストの点数を気にせずに良い点数を取れたでしょうか?
間違った問題を見返し、勉強のやり方を見直し、時間を掛けて点数を上げて進学したはずです。
急に株式の場合、盲目的になりやすいですが楽して儲けようなんて言葉は99%詐欺です。
難しくて面倒くさい中で失敗を重ねていくから基本的に優位性が誕生します。

会った事もなく、本当の実績も分からないインフルエンサーの言葉を都合よく解釈していくのは沼に嵌りに行くようなものです。
すてぃ次郎の言葉も同様に捉えてください。

決算を避ける様にいうインフルエンサーには、決算書が読めるか?確かめてください。
検索から開く事すら出来ない人もいるでしょう。
そんなレベルの人の話を真面目に聞く必要はありません。時間の無駄です。

<決算はリスク?>

いやいや、決算後は実際株価は大きく動くからリスクあるよね?と考えている人もいるでしょう。
しかし、それは当然の事ですし、そもそも避けることにも大きなリスクがあります。

先ほども申し上げた通り、人間は数字で評価をしていく傾向があります。
パソコンを買う時も値段や性能や大きさなど数字で評価しますよね。

決算というのは、その数字が更新されるタイミングです。
決算前にあれこれ試算するのは自分の中での捕らぬ狸の皮算用以外の何物でもありません。
インサイダーでもすれば別ですが、事前に数字が分かる訳は基本的にありません。
勿論、競合他社の様子など外部情報による特例はありますが、極々一部でしょう。
むしろ、そんな情報収集に余念がない人が決算書という数字の宝庫を見ずに判断する事はありません。

決算後のボラティリティ=リスクと考える思考がそもそも間違いです。
リスクで考えれば、何も数字を終えていない自分の思考回路>>>>>決算後のボラティリティの方が圧倒的に問題があります。

<一から何事も始める>

すてぃ次郎はマウントを取りたくてこの様な記事を書いている訳ではありません。

決算がさもリスクの様に騒ぎ立てて間違った認識を広めているインフルエンサー及びそれを鵜吞みにしてしまっている人に改めて考えてほしいだけです。

世の中の最大リスクは、物事を知らない事です。
決算は投資家に取ってはその最大リスクを取り除いてくれる素晴らしい機会です。
これを避けて通る事はギャンブル性を高める行為です。

株価は基本的に何も業績や企業について説明してくれることはありません。
我々は株価に投資している訳ではなく、企業に投資をしています。

何事もお金を稼ぐには一から努力を始める必要があります。
仕事でも経営でも株式でも同様です。
楽して儲かる事は詐欺ですら難しいものです。

本当に株式を続けていこうと思う方はぜひコツコツ頑張ってください。

ここから先は

0字

¥ 100

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?