Leica M3

Leica M3を買った。たぶん今とんでもなく高騰している時だけど、今後日本でこの手のものが安くなっていくことはないだろうと思い決断した。87万番台のダブルストローク。シャッターフィーリング、フィルムの巻き上げ、ともに(恐らく)最上級。SSダイヤルは倍率表示でフレームセレクターはアリ。ストラップ取り付け金具は福耳タイプ。いわゆるダブルストロークの個体としてはスタンダード、かつ実用性も〇。とても良い買い物をしたと思う。

LUMIX DC-G99 LEICA DG SUMMILUX 25/F1.4 II ISO400 1/30 F4.0

M3のファインダーはスゴイと言われるけど、正直僕がそれをちゃんと見たのはほんの数か月前、Elmarの50mm F3.5 (Mマウント)を購入した時。この時も僕はM3が何となく気になって探しに出かけたのだけど、格別綺麗なElmar、かつメートル表記の個体を見つけてしまい、これが既に所有していたM4 Black Chromeにも見た目的に合うということで購入を決意。M3はいつか良い個体が見つかったらでいいか、と気持ちを切り替えた。そして、今回M3購入の背中を押したのは、変な話だけど先日のM6 Reissueのニュース。正直予約してしまおうかと思ったのだけど、とりあえずは現行のM6をもう一度見てから決めようと新宿某所へ。そこでNew M6の半額以下で買えるオーバーホール済のM3を見つけてしまったものだから・・・ここで買わないわけにはいかなかった。ライカは出会い。一度逃すと同じものは手に入らない。しかもM6より安い。レンズもおあつらえ向きのエルマーがある。全ての条件が揃ってしまった。

話を戻してファインダーの話。僕は2019年の夏にM4を買ってライカの世界に飛び込んだけど、M3は見た目に惹かれなくて、これまでファインダーすら覗いてこなかった。が、数か月前に覗いてみてびっくり。スゴイとはこういうことか!唯一無二とはこういうことか!といたく感動したのと同時に、50mm好きとしてこれを手に入れずしてカメラを語れないなと思ったのだった。思い込みというのは怖いもので、僕は所有しているM4や、近年のデジタルライカのファインダーがライカだと思っていたので、50mmはファインダーの真ん中の狭い枠で撮るもの。一眼ミラーレスでは撮りやすい50mmも、ライカともなると難しくなるものだなと、そういう意味でもレンジファインダーの限界を感じていた。そこで見てしまったM3のファインダー。これは確かに唯一無二だと思った。

そんなわけで手元にやってきたM3。早速その日に買ったフィルムを装填して撮ってみたから、次回は作例をいくつかあげたいと思う。


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