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文学フリマ参加者への羨望

今日、東京で文学フリマが開催されていました。ジャンルもプロ・アマチュアも問わず、誰でも参加できる文学作品の即売会。僕のnoteのフォロワーにも参加者がいたりします。素直にすごいなと思います。というか、文化系の人間たちがそれだけの積極性を持ち合わせていることに驚きを隠せない。スポーツをやったり、友人たちとアウトドアな遊びをしたり、そういう娯楽と相容れないからこそ自室で閉じこもって創作に打ち込んでいるのかと思っていた。それは僕だけか。僕の恥ずかしい大勘違いが露呈したところで、確かになと納得のいく部分もある。

ただただ創作活動に励んでいるだけで評価されるのは、天賦の才と言うべきセンスと技術に加え、世に発見されるという豪運をも持ち合わせた人間だけだ。どんなに優れた才能を持っていても、誰にも見つけてもらえなければ価値はない。没後に評価された芸術家などごまんといる。だとすれば、僕のような凡夫が努力のみで評価を得ようと思ったら、セルフプロモーションにも大いに力を入れなければならない。

15年以上インターネットをやっている中で、アマチュアがプロになっていく様、一大ブームを築き上げた人が低迷していく様をたくさん見てきた。ボカロで1発大ヒット曲を出すも、その後は鳴かず飛ばずの人。特別なヒットはないけれど、じわじわと着実に実績を残していく人。界隈という垣根を飛び越えて、活動の領域を増やしていく人。一世を風靡するも、スキャンダルによって闇に葬り去られる人。やはり、5年、10年と生き残り続ける人は、ネットという変化の激しい環境を凌ぐ能力が高い。過激なものが求められていた時代には過激なものを提供。ちょっとしたことで炎上騒ぎが起こるようになってからは一転、誰も傷つけないという枠組みの中で自身の個性を発揮した作品を提供。とにかく周囲への感度が高い。そしてまわりの人間との付き合いも上手い。商業的な成功を収める上で人間関係は重要でしょう。仕事をもらうキッカケにもなるでしょうし。

お前は一体どこから目線で偉そうに語っているんだ、という感じですが、いちネット民の戯言とでも思ってください。

僕は物書きの端くれとして、別に大成功を収めたいと思っているわけではない。文学フリマに参加している人も「これでいっちょ大儲けしてやるぜゲハハ!」とは誰も思っていない。自費出版とはいえ、自分の書いたものが「売り物の本」として世に出せるのはテンションが上がるだろうし、先にも書いたようにアクションを起こすということはとても大事だ。本当に尊敬している…。尊敬するだけじゃなく、僕も動かねばなりませんね。これまでは「とにかく毎日日記を書く」ことを第一にやってきましたが、そろそろ次なる目標を掲げてもよさそうだ。よし、即売会に参加しよう。詳しいことは全く決まっていませんが、いっちょ頑張ってみます。進捗は都度報告などはしません。ちょい出しって読んでる方もダルいしね。ある程度まとまったらまた日記に書こうと思います。

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