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第50号『ターミネーター:ニュー・フェイトの話をしよう』

デデンデンデデン

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パララーパーパーパー↑

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『ターミネーター2』はメインBGMが染み付くぐらい聞いたし、繰り返し観てる映画のひとつでもあります。

そしてネタバレ禁止と言っている人に 「○○(映画名)は感動した。特にラストシーンで○○(キャラ名)が親指を立てながら溶鉱炉に沈んでいくシーンは涙無しには見られなかった」など嘘ネタバレに使われるぐらいには有名な映画です。

「う、腕の骨が折れた」「人間には215本も骨があるのよ1本ぐらい何よ!」と吹替え版が面白い洋画でもあります。

今日はそんな『ターミネーター2』の正統な続編、と銘打って始まった映画の話をしましょうか。

ニュー・フェイトのサラ・コナーは地球一格好良いBBAだよ。それだけでもこの観る価値はあると思います。

ターミネーターは新作が出るたびあれこれ言われる作品なので書きたい事が多くて困る。これから先はネタバレは考慮していませんのであしからず。

ターミネーターシリーズについて思うこと

人気が出てシリーズ化されナンバリングタイトルとしては6作目。その中でも2が傑作という珍しい作品(通常シリーズもので2作目は人気でない事が多い為)そして2の正統な続編との事ですが・・・

多分これについても色々な意見があると思うので自分の考えを書きます。

例えば『T3』はジョンが生きた世界線の話で、今回の映画『ニュー・フェイト(T6)』はジョンが死んだ世界線の話です。話としては全く繋がってません。

だから映画を観て「また仕切り直しかよ!」と怒る人もいるかもしれません。

タイムトラベルを絡めた世界線の解釈については『クロノクロス』や『シュタインズ・ゲート』を知っていた方がより理解できそうな気がする。

タイムトラベルものによくある選択肢による複数のルート変化、いやもっと的確に言えばアドベンチャーゲームにおけるルート分岐型の物語構成と言ったほうが正しいのかもしれない。

つまり『ターミネーター』はアドベンチャーゲームの要素を多分に含んだ作品なのである。エンディングに辿り着くことよりも、シナリオ分岐、それ自体を楽しむことに重点が置かれた作品なんだと思えば楽しめるはずと自分を納得させてみる

これならジョンが生きた世界線と、ジョンが死んだ世界線。一体どっちが正史か?って揉めなくても良い気がする。

なぜか?可能性としてはどっちもありえるから。個人的にはジョンが生きた世界線の方が好き。

たとえば『ドラゴンボール』を例に出します

正しい歴史が正史だと言うなら悟空が心臓病で亡くなった世界線(未来トランクスの世界)が正しくて、特効薬で悟空が死なずに済んだ世界線(物語本編)は正しくないという事になってしまいます。

でもどっちのルートも面白かったでしょ?駄目

ニュー・フェイトについて思うこと

原題では『ダーク・フェイト』。シナリオ的に原題の方が合っています。ならなぜ邦題では「ニュー・フェイト」にしたのか?そこが解らない

おそらくこれからもターミネーターシリーズは続くのかもしれません、けれど役者の年齢的に続投が難しく、世代交代をさせる為の苦肉の策、そして歳をとったサラ・コナーと年老いたT-800を無理なく登場させるためのルートを考えると、ジョン死亡ルートを作るのが一番無理なくバトンを次の世代に渡すには丁度良かったのかなと・・・

ふぅー、大人の意見を書こうと思ったけれどやっぱり無理。

なんだこれ?『魔法少女まどか☆マギカ』かな?虚淵シナリオ好きな人は好きかもしれない。数あるルート分岐型シナリオのひとつならバッドルート寄りのシナリオとして見れるけれど、これが正統続編とか正規ルートだと言われると辛いぞ。

なぜならこのルートだと『T1』のカイルや『T2』でのT-800の頑張りが全部無駄に終わってしまうから。サラも未来を変えてスカイネットを消して未来改変したばっかりに未来の反逆軍のリーダーの母親から、あったかもしれない未来の話を語る痛いBBAになってしまう。こんなのはあんまりだ、こんなの絶対おかしいよ。

あー、これはあれだ。今の気持ちに近い表現をすると”1週目の『クロノクロス』プレイ時に、前作『クロノトリガー』の主人公達のその後を知ってしまった時の自分だ”

そして結局、ジョンが生きていようと死んでいようと、人間VSマシンの全面戦争は絶対に避けられないという未来の結果だけが残ってしまう。

”スカイネット”を潰して過去改変を行い未来を変えたら、今度は”リージョン”というそれに取って変わるAIが現れた。

これは裏を返せばリージョンを潰しても、そのルートの未来ではそれに変わる新たなAIが生まれて結局戦争が起きるって事にならないか?審判の日が先延ばしされただけにならないか

あとリージョンが送り込んで来たターミネーター(REV-9)が顔の彫りが深くなったジャニーズの錦戸亮に見えてしまい笑ってしまった。

リージョンの世界線だと新型ターミネーターと呼んでいいのか解らないけれど、『T3』以降はターミネーターの骨格に液体金属を纏うのが主流なのか。2体に別れて戦えるのは脅威だけど別れている時の黒い骨格はあまり役に立ててないのでそこまで脅威に感じないぞwむしろ骨格部分には打撃が入るのでT-1000型の様に打撃が効かない長所が死んでしまっていて色々もったいないなと。

まとめ

シュワちゃん演じるT-800は多いけどやっぱり『T2』のジョン・コナーがプログラムし直して送ったT-800型が一番好き。今作はオマージュなのかカイルに似た名前でカールと言う名はそりゃ息子を殺されたサラからしてみれば激おこ案件である。吹替えは玄田哲章

サラ・コナー演じるリンダ・ハミルトンも年齢にそぐわない筋肉で歴戦の古強者、なんとなく師匠感をかもし出してて良かった。初期はウェイトレスという設定だったの忘れてる人多そう。現在は50州でマークされてる犯罪者。未来を変えて得られたのは犯罪者と言うレッテルだけってあんまり過ぎないか?ターミネーター絶対殺すウーマン。カールなんて絶対呼ばないからと言っておいて「起きなさいカール!」と言ってしまうツンデレが炸裂する。誰得www。吹替えは戸田恵子

ダニーは新たな世界線でのジョン・コナー枠。サラが師匠ポジションに納まりそう。ジョンポジションと気付いてからはダニーに対して丸くなった気がする。吹替えは高垣彩陽

グレースは新たな世界線でのカイル枠に見えた。ダニーとの百合路線もありかもしれない。吹替えは坂本真綾

総括すると『T1』『T2』の設定をリファインしつつオマージュとしてファンサービスも盛り込んである。だから数あるかもしれない内の1ルートとしては面白かった。けれどこれが正規ルートだと言われてしまうと、うーんもう少し救いが欲しいと思ってしまう。

せめてシリーズの最後は、一番好きなT-800型がやったように親指を立てて終わって欲しいなと(´▽`)





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