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うまくいかないことも導きの可能性がある

仕事としてはずっと音楽の世界で生きてきましたが、音楽業界に馴染めていたかというとそうでもなかったりして、ここでも自分の居場所がなくて浮いていたような気がしています。

それでも当時は音楽ビジネスで成功したいという気持ちはあったので、自分なりに真剣に取り組んでいましたが、なかなかチャンスに恵まれず、やっといい形になるかと思えばブレーキがかかったり、積み上げてきたものをぶっ壊さなければならないこともありました。

その度に自分には運も才能もないのかな?なんて落ち込んだりしてたけど、それでもくじけずに他の方法があるのではないかと模索し、常にチャレンジはしていたように思います。

今思えば自分は音楽が好きでその世界に飛び込みましたが、音楽ビジネスで成功することは、進む道ではなかったのだということは理解できます。
だからやってもやってもうまくいかないし流れに乗れなかったのです。

独立して間もない頃チャンスと思われることがあって、とんとん拍子に話が進み、とあるアーティストをマネジメントし、大手レコード会社と契約寸前までいったのですが、契約書に捺印すれば二千万円の契約金が入ったのに、その直前に自分の意思でバラしたんですよね。

それまでに金額としては300万円近く先行投資していたので、それを回収できないのはめちゃくちゃ痛いことでしたが、そのアーティストの人間性の問題もあったし、才能の限界が見えてしまったことにより、このままこのプロジェクトを進めても、結果的に関わってくれる人たちに迷惑がかかると判断したのです。

その後しばらくしてから、そのレコード会社の社長とある場所でバッタリお会いすることがあり、せっかく組み上げたプロジェクトを終了させたことを再度お詫びしたのですが、契約するだけして途中で投げ出す人もいる中で、君が取った行動に関しては尊敬に値すると言ってもらえたのは、本当に嬉しかったです。

本気で取り組んでいることがうまく進まない場合は、時期尚早でタイミングが合わないということもあるだろうし、さらに大きく飛躍するために時間がかかってるということもあるでしょうけれども、そっちじゃないよというお知らせの場合もあります。

でもそれは判別しにくいので迷うことも多いかもですが、とにかく自分を信じてやっていけば、ある瞬間に「なるほどこういうことか!」と腑に落ちる時がやってくるし、そこまでかかった時間が無駄だったのかと言えばそんなことはなくて、本気で取り組んでいた時間は宝物だし、貴重な体験として細胞レベルで記憶に残ります。

うまくいくとかいかないとか、成功とか失敗っていうのはあくまでも人間の立場からそう見えるだけで、宇宙からしたらある意味どちらでもよくて、どうすればその人の魂の成長に役立つかを一番に考えているのだと思います。

経済的に成功することが幸せなことだし、それが目指すべき道なのだと私たちは洗脳されてきましたが、おわかりのようにそれは古い地球の価値観です。どうすれば幸せになれるのかは個々人によって違うし、何よりも本人が一番わかっていることです。

親や先生や先輩後輩、または友人たちから影響を受けることもあるし、マスメディアやインターネットからの情報に惑わされることもありますが、あくまでも自分の道を探し見つけていくのは自分だし、遠回りしたようでも結果的にそれでよかったと思える道が用意されています。

宇宙のサポートというのは完璧です。
人間の思考や視点を遥かに超えたところでの導きがありますから、自分の心に従ってやりたいことをやり、宇宙と同調して新しい地球での生活を楽しみたいですね。


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