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こなし仕事になったらプロ失格です

ずっと大好きだった某有名アーティストのコンサートに行って、ガッカリしたという話を友人女性から聞きました。
なんでガッカリしたのかを聞いてみると、MCが小慣れてしまっていて、明らかにこなしてる感が伝わってきたから嫌だったんですって 笑

これって活動歴の長いアーティストあるあるなんですけど、人間なので回数を重ねていくと自分自身が新鮮味を失ない、ステージに立つことが義務のようになってしまうことがあるんですが、そのアーティストのMCは定型文のようになってしまってたんだろうなって想像がつきます。

演出的に何か新しいものを取り入れたり、楽曲やアレンジで新しいアプローチをしていくことで、モチベーションを上げようとすることはよくあることですが、ファンからしたら聴きたかった曲がレコードやCDと違うアレンジになっていたらガッカリするし、ちょっとした演出が逆効果で「えっ!?」ってなることもあるので難しいとこもありますね。

まぁそれはさておき、これは音楽に限らずですけど、どんなに好きな仕事でも飽きがくる瞬間はあるし、中だるみになる時期もあるわけですが、仕事としてやっている以上はプロなのですから、新鮮味を持って取り組むことはもちろんのこと、こなしてるな〜って思われるようなことはNGです。

昔バイクを購入した時に、お店の保証やその他事務的なことの説明を受けたんですけど、その女性スタッフは滑舌が悪い上に早口なので、よく聞き取れないから「もう少しゆっくり話してもらっていいですか?」って言ったら、「チッ。」って舌打ちされたんですよね。

これはあり得ない対応ですけど、同じことをずっと繰り返してる側からすると、こなし仕事になってしまう気持ちも理解はできますが、完全にプロ意識が欠落してるよな〜って思った出来事でした。


相手にとってはたくさんいる客の中の1人だという意識だと思うのですが、こちらはそれでその人や会社のイメージが決まってしまいますからね。
だから一つ一つの仕事を雑にならず丁寧にやっていく必要があります。
そのためにも「今」に集中することなんですよね。
一期一会という言葉がありますけど、その言葉の意味どおり「生涯に一回しかないと考えて、そのことに専念する」ことが大事なんです。

音楽アーティストにおいても一流の人はその日のライブで完全燃焼するよう心がけているし、友人のシンガーソングライターは、その日のライブが人生で最後のライブになるという意気込みでステージに立つそうです。
だから他のアーティストのライブを観ていて、「この人にとって今日が最後になったとしても後悔ないのかな。」って思うことがあるそうです。

もちろんこれは自分に対しても言えることですけど、こなし仕事になってしまったらプロ失格です。
丁寧に心を込めて仕事をするように心がけていきたいものですね。





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