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他人の課題を自分の中に引き入れない

他人の話を聞いて気が重くなる時があります。
それは相手の話を聞いて、災難がまるで自分の身に降りかかったように受け取ってしまうからです。
これけっこうやっちゃうんですけど、受取拒否することもできるんですよね。ていうか、受け取っちゃいけないんです。

それはあくまでも相手の課題であって、自分の問題ではありません。
具体的なアドバイスなどしてあげるのはいいかもしれないけど、一緒になって大変だ大変だって言っていても、何の解決にもならないし、ましてや自分のことのように不安になったり心配したりする必要は全くありません。

同情することは本当の優しさではないし、それぞれが住んでる世界も違うし体験も違うわけです。相手にとってもその体験をとおして学ぶことがあり、自分もそれを参考にさせてもらえる。それが本来の体験の目的です。
逆に自分が経験したことをシェアすることで、他の人が貴重な情報として受け取ることもありますからね。

自分と他人の境界線って難しい面もありますけど、自分軸さえしっかりしていれば、フラつくことはありません。適度な距離を保ちつつ、お互いにサポートしあえるのが健全な人間関係です。依存したりまるで奴隷のように言いなりになるのは、かなり歪んだ関係と言えるでしょう。

適度な距離感というのが難しいところでもありますが、これがわかれば人間関係で悩むことはほとんどありません。他人の課題を自分のことのように受け取ってしまうのも、この距離感に問題があるように思います。
自分を大切に扱うためにも、この距離感をしっかり保ちたいものですね。




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