歌詞を伝えたいなら話すように歌ってみる

「SING LIKE TALKING」というグループがありますが、直訳すると「話すように歌う」という意味です。
実はこれとても大事なことで、歌詞をメロディーにのせて歌うということには変わりないのですが、忠実に音符どおりに歌うより、話すように歌ったほうが伝わります。
リズムやピッチというのももちろん大事なことですが、それに縛られすぎると、表現としてはメリハリがなく、味気ないものになりがちなのです。

歌や楽器から流れ出る音にも波動があります。
その波動が伝わることにより、聴く人の心を打つのです。
技術的には上手いのに、なんか心に響かないな〜という歌もあれば、そんなに上手じゃないけど、伝わってくるものがある歌もあります。
やはり後者が「歌」として記憶に残ります。
その波動が魂に響き、自分の中に記録されるからです。

感覚的なことなので説明するのが難しいのですが、「歌う」のではなく、「セリフのように語る」ことができたら、印象が大きく変わります。

島津亜矢さんの「時代」を貼っておきますので、参考にしてみてください。
リズムに忠実ではない部分もありますが、不快感など全くありません。
まさに「語るように」歌っています。



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