女性アーティストの結婚と出産について


女性アーティストの結婚と出産は、音楽活動において大きな節目になることは間違いないですが、ネガティブに捉える必要は全くないと思います。
縁があって入籍するのはおめでたいことだし、妊娠したら一時期活動がストップすることになったとしても、もちろんそれは素晴らしいことだし、その後の活動のプラスになることは間違いないですね。

人生観も変わるので、作詞作曲をしているなら作品に影響もするし、もちろん一時的にファンが離れるということもあるかもですが、長い目で見たら裏目にでるなんてことはないでしょう。

昔は事務所の意向で結婚を公表しないということもありましたが、イメージを操作するのは古い価値観であり、今のファンにとってはリアルな生き方に共感を覚えるのだと思いますね。

もちろん結婚はしないし子も産まないという選択もあります。
表現者として生きることに集中したいという人もいるだろうし、今回は家庭を持たないという人生を経験してみたいというのもあるかもしれない。
それはどちらがいいというものでもなくて、自分がどうしたいのか決めればいいことだし、どちらかに導かれていくこともあるでしょう。

先日、ソニー・ミュージックに勤める後輩の女性に会った時に、彼女は仕事で多くの女性アーティストに関わっているのですが、「女性アーティストは出産後に声が良くなる」と言っていました。
出産後に声が変わるという話はよく聞くし、ネガティブなイメージを持っている人もいますが、それはいい方に変わると捉えたほうがいいでしょう。

アーティストとして音楽の仕事をしている女性であっても、一人の人間ですから、その生き様や姿勢が作品に表れ、その経験からくる自信やエネルギーが歌に乗って伝わって、パワーアップするというのが自然な流れだと思うんですよ。


男性社会でも仕事を取るか家庭を取るかみたいな話はよくありますが、両方を取ればいいんじゃないですかね。
どちらかを選択するしかないと思えばもう一方を犠牲にすることになるので、大谷君の二刀流じゃないですが、仕事も家庭も大事にするという生き方だってありますから。

同じ理由で女性アーティストにとって結婚や出産は障害にはなりません。
そういった人生においての大きいイベントも経験しつつ、表現者としてステージに立つことが「生きる証」じゃないですか。
それは売れているとか無名だということも関係ないことですね。

それからこれは自分も経験したことですが、子供が生まれてくるというのはすごいエネルギーがあって、環境が整っていくというか、まわりがサポートしてくれるようになったりするので、やはり生まれてくる命というのは恐ろしい力をもっているのだなと思います。

アーティストである以前に人として魅力ある人物になるには、いろんな経験を積みつつ活動の幅を広げていったほうがいいと思うんですね。
その中でも特に結婚や出産というビッグイベントは、人としてひときわ大きく成長させてくれることは間違いないですね。


小山のブログ  https://ameblo.jp/canbe888

プロフィール  https://note.mu/stevekoyama/n/n99515f5affe2

Mail  quont1994@gmail.com


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?