稼ぐことが正しくて勝つことで正義だという時代の終わり

高度成長期と言われた昭和からバブルが崩壊し平成へという流れの中で、何よりも利益を追求することが目的になってしまい、そのために多くの弊害が生まれたことは確かです。

でも今ではすっかり価値観がかわり、本当に自分がやりたいことをやり、心が満たされたいと思うようになりました。
たくさん稼いだところで自分の心が満たされていないなら、それは心にポッカリ穴が開いたような状態で、達成感など得られないですよね。
経済的に満たされていても、忙しすぎて自分の時間が取れないとか、常にプレッシャーを感じながら、自分を騙しながら仕事をすることは、やはり人間の本質には程遠いものなのでしょう。

もちろん稼ぐことが悪ではありません。
裕福になることでできることはたくさんあるし、環境づくりや人助けもできるし、将来に向けて投資をすることもできます。
でもはっきり言えることは、長い間目的が稼ぐことななってしまっていたけれど、稼ぐことは結果であるという方向に人々の意識がシフトし、もう戻ることはないでしょう。

令和になったタイミングで大きく人々の価値観が変わりました。
ただ、価値観というのは人それぞれです。
お金儲けが目的であることが楽しくて、それが人生だと思っている人もいていいと思います。
それも選択ですから。

世の中の常識がどうだとか、親や友達や上司が言うからとか、今までそうだったからとか全く関係なくて、自分自身がどうなりたくて何を選択するのかが、自分の将来を決めます。
勝ち組とか負け組という言葉もありましたが、一瞬勝ったように見えても、ずっとそれが続くという保証はありません。
勝ち負けよりも、自分自身が幸せで充実しているなら、他人がどう見ようが関係ありません。

稼ぐことが目的だと、どこまでいっても満たされることはありません。
達成しても次の目的、そしてまた次の目的に向けて走り続けるだけです。
それが楽しい時代もありましたが、それはもう遠い過去のこと。

自分の心の声をよく聞いて日々選択し、何か違うぞと感じたら修正するか方向転換し、正解を探すんじゃなくて自分が行きたい方向へ進んでいくことです。
準備が整ったらやろうとか、どうしようか迷っているうちに状況は変わりますから、一瞬一瞬の判断が大事になります。
でも間違ったらどうしようと不安になることはありません。
間違がってしまったように見えても、それは貴重な経験が一つ増えたということですから。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?