アドバイスの受け取り方について

どんな世界でも先輩からアドバイスを受けるということはよくあることですが、それを受け入れるかどうかは自分の判断ですからね。
違うと思ったら受け取らなくていいです。
聞くだけ聞くけどスルーして、そのアドバイスは取り入れなくていいってことです。これも自己責任ですから。

プロ野球でも、コーチや先輩にアドバイスを受けたことでダメになる新人選手が多いという話を聞きます。
みんながそれぞれ違ったことを言うから、誰の言うことを聞いたらいいかわからなくなり、混乱した結果、本人の能力もモチベーションも下がってしまうとうことが、プロの世界でもあるんです。

これは音楽でも同じです。
活動を広げていくといろんな出会いがありますが、周りの人たちが良かれと思ってアドバイスをしてくるケースがよくあります。
それはライブハウスのオーナーやスタッフ、先輩ミュージシャン、仲がいい楽器店の店長、一生懸命応援してくれるファンなどなど、いろんな立場の人がいて、それぞれ意見も別れます。

誰と出会うかというのは縁だし、それを大事にすることは前提ですが、違うと思ったら自分の意思で離れるとか、環境を変えるために動いて見るとか、そういう判断は必要です。
これは決してしたたかなことではないし、ズルいことでもない。
自分軸で生きていくっていうのはそういうことです。

僕も数多くのアーティストやミュージシャンにアドバイスしてきましたが、必ず「僕の言うことが100%正しいわけではないので、いいかもしれないと思ったら受け入れればいいし、なんか違うと思ったら、受け入れなくていいですからね」ということを伝えました。

アドバイスはあくまでも参考になりそうな意見を述べているだけで、それを押し付けたら余計なお世話なんです。
「なんで俺の言うことが聞けないんだ!」みたいな、言うことを聞かせるというのは、全くもって古い価値観だと思いますね。

誰々が言ったからと言うのは、言い訳にしかなりません。
受け取ったのは自分なんですから、他人のせいにはできません。
全て自己責任なのだということを肝に命じておきましょう。

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