全国的に名前が知れていなくても全く気にする必要なし

オールドメディアが中心だった頃は、みんなが同じ情報を共有していたので、「あの番組見た?」とか「昨日のドラマの続きはどうなると思う?」と会話が盛り上がったり、雑誌の回し読みをしながら好きな芸能人やタレントのことを話した記憶がある人も多いはずです。

なにしろテレビの影響力は絶大で、テレビで紹介されたとかテレビに出たということが、最高のプロモーションになったことは事実です。

ところが今はインターネット中心になったことで、それぞれが独自のソースから情報を入手しているので、自分が好きなタレント、芸人、バンドでも周りの人は全く知らないということが起こるわけです。
その人たちが実際に人気があったとしてもです。

つまり売れてるとか人気があるということが=みんなが知っているということではなくなったんです。

僕自身も最近の情報収集はもっぱらYouTubeです。
歌や楽器のレッスン的なものも、教える側のレベルが高くて(教え方が上手)驚くものもあるし、好きな時間に見たいものだけ見れて、しかも気に入れば繰り返し再生できるというのはありがたいです。

たまにテレビを見る機会があっても、スポーツの中継以外は長く見ることがなくなりましたね。
テレビ的な編集が体質に合わなくなってきたというか。

ネットの進化は本当に早いです。
新しいプラットホームが生まれ、新しい仕事や肩書きが生まれ、またそこに参入する人もどんどん増え、この変化は加速する一方です。
あっという間に有名(プラットホーム内で)になったり、またすぐに消えてしまったり、浮き沈みの激しさは伴いますが、自分の軸さえしっかりしていれば、その時その時に勢いのあるものに乗っかって、自分を表現していけばいいんです。
何か違うな〜と思えばやめればいいし。

音楽活動していると、全国的に有名になりたいという気持ちになるのはよく理解できます。
今までは売れる=全国で知られるということでしたからね。

でも今は発信する方法がいくつもあるので、自分に合ったものを賢く選択し、ファンやフォロワーを増やしていくことでいいと思います。
昔のように有名になることがビッグになった証ではないし、芸能人という言葉も存在感が薄くなっていくでしょうね。
テレビに出ている人が芸能人みたいな認識でしたから。

特に今年から来年は、大きく変化していく時期だと位置付けることができると思っています。
大衆の価値観の変化が加速しているからです。

先のことは予測がつかないですから、とにかく今やれることを楽しんでやることですね。
これをこういうことに繋げたいとか、こんな結果を出したいと人間の頭で考えたところで、あまりの変化の速さに想像以上のことが起こる可能性が高いので、変な話深く考えずにやることが、もっとも時代に合ってるのかもしれません。

個人でやれることが増え、そのやり方や選択肢もたくさんあって、経済的な負担も少ないという恵まれた環境の中で、あとは自分の意志だけです。
自分がどうしたいのか。どんなふうになりたいのか。
逆な言い方をすると頼りになるのは自分だけです。
自分の感覚や感性をフル稼働させて、直感やインスピレーションで動くということが、結果的に自分の道を切り開いていくことになるでしょう。


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