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そもそも勝ち負けの世界に住んでいるわけじゃない

マスメディアは「勝ち組」「負け組」という言葉が好きだし、世間一般的にもよく使われますが、これ一切気にしなくていいです。
勝ちだろうが負けだろうが、そんなもんその瞬間を切り取っているだけで、一年後どころか来月どうなっているかわからない世の中です。

仏教の言葉で諸行無常という言葉がありますが、Wikipediaでは「この世の現実存在(森羅万象)はすべて、すがたも本質も常に流動変化するものであり、一瞬といえども存在は同一性を保持することができないことをいう。」と説明しています。

全くそのとおりで、全てのものは移り変わっていっているので、その途中経過にフォーカスしたところで何の意味もないんですよ。
どんなに発展した企業でもいずれはなくなっていくし、どんなに栄えた文明も、いつかは違う文明にその立場を譲っていきます。

野球で言うと、3回を終えて3対5で負けているチームに対して負け組とは言いませんよね?
この先まだどうなるかわからないからです。それと一緒ですよ。

とにかくね、こうやって2極にわけて考える思考パターンは、早めにやめないと取り残されていってしまいます。
成功と失敗、正解と間違いなどなど、二つに分けてそのどちらかという思考にされてきたじゃないですか。
でも本当はそうじゃなかったってことにみんな気が付き始めていますが、まだ切り替えることができてない人も多く、話が噛み合わないこともあるし、こういうことが理解できない人とは今後お付き合いするのは難しいです。

でも逆に言うとね、「あいつは勝ち組だ」とか、「お前は負け組だ」とか言う人がいたら、古い価値観のままで変われない人だとわかるので、わかりやすい判断基準でもあるんですけどね。


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