他人のせいにするのはやめよう

自分の身に起こることは結果です。
自分の内面にある意思や意識が原因となって現実になって現れます。
ところが人間は長い間、現実に起きていることが全てであって、その現実をどうにかしようと躍起になってきました。

いくら頑張ったところで現実を変えていくのは難しいですが、意識が変わればあっという間に体験する現実が変わります。
例えば人間関係においても、自分が変われば相手の自分に対する対応が変わります。

なぜ嫌な人がいるのかといえば、自分自身の嫌いなところを、相手が見せてくれているということもあります。
自信がなくてビクビクしていると、いいように使われたり、バカにされるようなことを言われたりします。

だから、もしトラブルばかり起きるなら、相手がトラブルメーカーなのではなくて、自分に原因があるのかもしれないんです。
自分に原因があるから、相手が結果としてトラブルを起こしてくる。
なので、常に自分の内面をデェックしておく必要があるんです。
そしてそういうことに気づいていくことが、人間として成長することでもあります。

あいつが悪い、あいつのせいだと言ったところで、何も解決しないし、そこから何も学ぶことができません。
もし粗探しするような視点で他人を観ているとしたら、粗探しするのには格好の人物が現れてくるということです。

天地自然の理というのはシンプルです。
自分が原因となって現実という結果が現れます。
そして例外はありません。

「誰々が悪い」「クソみたいな会社だ」「アホな政治家しかいない」などと言ったところで、何が変わるのでしょう?
対象が何であれ、自分も一緒なんですよ。
宇宙全体からしたら、どれもその一部であって、別々のものではないです。

「分離から統合」という言葉をよく耳にしますが、相手を否定することは自分とは違うという意識からくるので、それは分離です。
同じ宇宙の一部だという理解をし、どう向き合って共存するかというふうに考えるとしたら、それは統合です。

統合して言った結果、波動が合わないために混じり合わないこともありますが、それはボトルの中に入った水と油をシェイクしても、自然と分かれるように、それぞれの居場所に収まればいいだけのこと。
どちらが正しいとか間違っているということではないです。

間違いなく時代は統合に向かっています。
分離のエネルギーを持ち込んでも、弾かれてしまうだけです。
そういうことを理解しながら、発言や行動を正していく必要があります。
「統合」を学んで行くためにもね。

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