これからオリジナル曲を作りたい人へのアドバイス

オリジナルを作りたいけどやり方やコツがわからないとか、音楽理論を勉強していないからなどなど、理由は様々だと思いますが結果的にまだ手をつけられていない人も多いと思います。

最初の第一歩を踏み出す時に大事なことは、「最初から名曲を作ろうとしないこと」です。
僕自身も一番最初に作った曲はなんじゃこりゃ?って曲だし、どんなに活躍しているアーティストでも、人生初のオリジナル曲は痛いか甘酸っぱいかのどちらかだと思いますよ(笑)

まずは、「納得がいくものができないと諦めるより、ワンコーラスでいいから完成させること」です。
自分が納得できるものではなかったとしても。
だって試作品なんですから。

この「完成させる」ということが超重要で、自分の中で中途半端なメロディーだなと思っていても、意味がわからない歌詞だったとしても、一旦完成させてしまう。
これってめっちゃ大事なことで、駄作としか思えなくても完成品を作ることができたというのは、達成感があるし自信にもつながります。

そしてそれを繰り返します。
試作品を3曲そして5曲と増やしていきます。
この段階では好きな曲や聴いたことがある曲にそっくりでもいいんです。
とにかく10曲くらいまで頑張って完成品を作ってみます。
とりあえず似たような曲ばかりにはなると思いますけどね、それでいいんです。

そして10曲も作れば、もし自分的にダッサダサな曲ばかりだとしても、自分の傾向やパターンがわかるし、なんとなくコツもわかってきます。
そして何よりも、曲が作れるんだという成功体験を手にします。
クオリティー云々は関係なくて、創作の喜びを味わうことは自分を表現することであり、それは人間の本質の部分であるので魂レベルでワクワクするものなんですよ。

それをね、「こんなの恥ずかしくて誰にも聴かせられない」とか、「やっぱり才能がないからいいものが作れない」とか否定的に捉えないこと。
子供って何かできることが増えると、「ねぇ、見て見て〜」って言うじゃないですか。
童心に帰るというか、純粋にできること(曲を作れる)を楽しむことから始めましょうよ。
すぐ他人の評価を気にするのは、大人になるにつれ身につけてきた余計なクセですからね。

スタートは創作する喜びを感じることから始め、少しずつコツや感覚を身につけて、さらにレベルを上げたいと欲が出てきたら、好きな曲やいいなと思える曲について研究を重ねる。
こういう流れでいいと思います。

もう一度言いますけど、どんなに素晴らしいアーティストでも、最初から名曲を作ることはほとんどありません。
試作品を作る中で学んでいき、やがて自分のスタイルを確立していくんです。
だからね、名曲と作ったばかりの自分のオリジナルを比べたりせずに、自分の中の創作したい、表現したいという熱い思いこそ大事にしてください。



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