人は必ず誰かに影響を与えている

影響力が大きい人っていますが、それは有名人や過去の偉人にもたくさんいるだろうし、人生で出会う身近な誰かかもしれません。
自分にとって絶大な影響を与えてくれたり、いろんなことに気づかせてくれたり、ここぞという時にアドバイスをくれたり、なくてはならない存在になっていることも多いでしょう。

それを自分に置き換えた時にどうでしょう。
たいして影響力ないよな〜と思っていませんか?
確かに影響力が大きいことは素晴らしいことですが、相手がたった一人でも、人生を変えてしまうような影響を与えることもあって、数の多さではないと思うんですよ。
今までの世の中は「数字」にこだわりすぎてたので、そう捉えてしまうことは理解できますが、もうそれは過去の価値観です。

あなたが気づいていなくても、あの時のあの一言で救われたということもあるだろうし、LINEで送信してくれた何気ないコメントで元気が出たということもあるでしょう。
相手の「あの時は救われた」という気持ちが、自分には伝わってなかったとしても、そういうことってたくさんあります。

その時だけ利益を得られるのが「得」なことだとしたら、目には見えないけれども、ちゃんと自分に返ってくるのが「徳」です。
あなたがしたことが知らないうちに誰かの役に立って、影響を与えていることは確実にあって、回り回って誰かに助けられたり、サポートを受けられるということってあるんです。
それが宇宙の法則です。

メディアで取り上げられたり、多くの人から賞賛されたりすることだけが素晴らしいことじゃないんです。
誰も見てなくても、誰も気づかなくても、あなたが積んだ「徳」は必ず巡り巡ってあなたに戻ってきます。

先輩からご馳走になったことが何度もあって、その人にお礼としてご馳走することができなくても、後輩に振舞えばいいじゃないですか。
まぁ食事でなくても、元気がない時に一言声をかけてあげるとか、コーヒーを差し入れてあげるとか、そんな気遣いが人間関係に潤いをもたらします。
そしてそれが相手にとっては、もしかしたら勇気百倍になるような、記憶に残るようなことかもしれないんです。

やはりお互いにいい影響を与えられる関係でいたいし、それが連鎖して広がっていく世の中にしたいものです。
それは大きいとか小さいとか、数の問題じゃなくて普段の心がけですよね。
何気ない行動や一言が、知らない間に大きな影響力を持つことがあるということだけは、心の何処かにとめておいたほうがいいと思いますね。

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