アーティスト自身が経営者としての自覚を持つ

事務所に所属するしないは本人が決めればいいことですが、事務所に所属しなくても十分にやっていける時代になったことは、とても恵まれたことですね。
ユーチューバーやライバーなど、個人でかなりの収益を上げている人も多く、海外のようにマネージャーやスタッフを雇うということも、現実的になってきました。

日本ではある程度活躍されたアーティストが、独立して事務所の代表になるということがよくありますが、僕自身はスタートからその環境を作ることも大事なことだと思っています。

もちろん全員がそうである必要はないのですが、事務所に所属しないと不安だというような精神状態は依存でしかないので、契約するにしてもお互いに話し合った上で、合意を元に契約書を交わすというのが本来の姿ですから、
一方的に押し付けるような、事務所にとって有利な条件で契約するなどもってのほかです。

30分10秒あたりから契約についてTMレボリューションの西川貴教さんが語っていますが、ご自身が経営者でもありプロデューサーであり、アーティストであるという立場からわかりやすいお話をされています。
それに対してダウンタウンの松本さんが、俺にはできないというようなことをおっしゃってますが、吉本興業が今までそういう環境になかっただけの話で、仕事の依頼先からギャラの提示がいくらできていて、そのうち自分の分配はいくらなのかをもし知らないとしたら、そういうところからオープンにしていくことじゃないかなと思いますね。



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