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春分のマナカード:4 マナ(パワー・力を与えること)

今日日付が変わってまもなく、0時33分頃に太陽がうお座からおひつじ座に移りました。西洋占星術では1年の始まりとなる春分です。星読みの世界では今日が『明けましておめでとう!』です。

西洋占星術には『始まりの法則』というものがあります。あることについて見る時、その始まりの時間のホロスコープチャートを読むことでどのように展開するか予測することができる、という考えです。1年の始まりである春分のチャートを読むことでどんな1年になりそうか占うことができます。

春分の時間のチャートを見ると自分自身や第一印象を表すアセンダントがいて座。いて座的に自由に大らかさ、視野を広げていく一年となりそうです。
またみずがめ座からうお座、2ハウス3ハウスに天体が集中しています。それぞれが才能を生かしてお金を稼いでいくこと、好奇心を大切にすること、コミュニケーションといったことにも意識が向かいそうです。

また2ハウスのカスプ(始まりの線)に冥王星がぴったりと乗っています。冥王星は破壊と再生の星。とことん追求する、といった意味もあります。古い価値観を破壊し隠れていた自分自身の才能をとことん磨いていくことで偉業を成し遂げるような、とてつもない強いパワーを感じます。

更に改革や自由、予期せぬ変化を表す天王星のエネルギーが火星・金星・水星・木星に流れ込んでいます。火星・金星は2ハウス、水星・木星は3ハウスにあるので才能や収入、コミュニケーションなどの分野において大きな変革が起きそうです。

春分のメッセージとしてマナカードを引いたところ、マナのカードが出ました。
(以下、マナカード解説書から引用した内容を含んでいます)

マナは宇宙を流れるエネルギーで、生命にとってはなくてはならないもの。日本語でいうと『気』のようなものですね。カードには座禅を組む男性が描かれています。彼の両手は掌を上に向けて膝の上に置かれ、両掌と頭頂からはマナが出ている様子が湯気のように表現されています。

このカードを引くときはガソリン満タン!です。パワーがみなぎっていて、いつでもそのパワーを発現させることができます。このパワーは根気よく時間をかけて自分の才能を伸ばした人に与えられるのです。ただこのパワーには良いも悪いもありません。マナをどう使っていくのかは自分次第。想像もつかないような大きな恵みをもたらすこともできますし、人や自分自身を傷つけるような方向に使うこともできます。

私個人の出生ホロスコープと春分の時間のホロスコープを重ね合わせると、自分のアセンダントに春分時の月がぴったり重なっています。月の公転周期は約29日なのでアセンダントに月が乗るタイミングは月に一回はあるのですが、春分に重なっているというのは大きな意味がありそうです。自分の本質、心と身体のリセットを経験する一年となりそうです。また自分のアセンダントと今の時期の冥王星も90度(スクエアと呼ばれ、葛藤があるとされます)の角度を取っているのでやはり自分自身にリセット、破壊と再生のエネルギーが流れています。かなりしんどそうですが乗り越えることで文字通り生まれ変われる時と言えそうです。

満月を過ぎて、少しずつ身体がラクになってきている方も多いかと思います(私も満月当日から比べたらだいぶ体調も回復してきました)。一年の始まりの春分にこの一年自分がどうなっていきたいか、与えられたマナをどう使っていくか、望む未来を描くことで現実がどんどん進んでいきますよ。