10ハウスは『社会的使命のハウス』と呼ばれます。
12サインの10番目、やぎ座と対応しています。
(サインとハウスの対応について3月16日の記事もご覧ください)

10ハウスは向かいの4ハウスと対になっています。
また10ハウスのカスプ(ハウスの始まりの線)はMCと呼ばれ、ホロスコープの一番一番高い場所、昼の世界の真ん中です。反対側の4ハウスのカスプはICと呼ばれホロスコープで一番高い場所、真夜中の地点です。
10ハウスは社会に出て活動している時。天職や社会的な居場所などがテーマとなります。逆に4ハウスは真夜中は布団に入って休んでいる時。自分自身のルーツや安心できる居場所などがテーマになります。
(4ハウスと10ハウスのペアについては3月23日の記事もご覧ください)

10ハウスのカスプ=MCはホロスコープ上では冬至に当たります。1ハウスの始まり(アセンダント)=春分から始まった人生のステージは冬至であるMCでピークを迎えます。

9ハウスで広い世界へ出て見聞を広げ、大人の深い学びを得た次は社会で自分の実力を遺憾なく発揮していきます。

10ハウスが表すのは使命や肩書き・仕事で使うスキル・人生の方向性・社会の中での自分など。組織の中だと社長に当たるのが10ハウスです。ただ10ハウスの活躍の場はお金に結び付くものとは限らず、ボランティアなども含まれます。収入のあるなしは関係なくどれだけ社会に貢献できるかということを問われるハウスです。今世の課題・使命といった深いテーマに関わるハウスでもあります。また父親を表す4ハウスとは逆で10ハウスは母親を表します。

大人の場合は社会・職場での顔ですが子どもの場合は学校での顔を表します。
素の自分を表す月が10ハウスにある子どもは家庭よりも学校で自分らしくのびのびと振る舞えるかもしれません。学校で先生に褒められたり、学級委員になったり、運動会などで活躍して結果を出すことで満たされ心癒される子どもかもしれません。

忙しく責任も重くプレッシャーのかかる10ハウスですがここでしっかりとスキルを使って社会に貢献することでこれまでお世話になった人や世の中に恩返しをすることができます。そして定年退職後の11ハウス以降に充実感を得て残りの人生を楽しむことができるのですね。