見出し画像

心理カウンセリングとピラティスは瓜二つ〜前編〜『”一生遊べる”おもちゃを手に入れる』

私はこのnoteを通じて、心理カウンセリングとピラティスをメインに記していこうと思った理由について。。。

なぜ、「心理カウンセリング」と「ピラティス」なのか。。。

それは、心理カウンセリングとピラティスには多くの共通点があると気づいたからです。

そんな私なりに見つけた共通点を、前編と後編に分けて記したいと思っています。

***

ピラティスを学ぶということは、”一生遊べる”おもちゃを手に入れたということ。

これは私が絶大な信頼をおいている、ピラティスインストラクターAさんが発していた言葉です。

このAさんは、同じインストラクター仲間Bさんからこんな悩みを聞いたそうです。

ピラティスは次から次へと、新たなことを学び、吸収し続けないといけないので、終わりがないんですよね。だからこのままやり続けていいのか、果たして自分自身が成長できるかが不安になることがあって・・・

こうした言葉はこのBさんに限らず、ピラティスインストラクター界においてはあるあるの悩みだそう。

するとAさんは決まってこう返すそうです。

いいじゃないか。一生遊べるおもちゃを手に入れたと思ったら、たとえ年をとっても、人生暇にならずに済むだろう!

これはAさんのピラティス師匠が話していた言葉だそうです。
その師匠の言葉を借りて、Aさんはこういう悩みを聞いたら、決まっていつもこう返しているそうです。


確かに終わりがないことに不安は感じるかもしれません。
私自身もピラティスを習っている側としてプライベートレッスンも受けていますが、ある時一つの動きができたことが、次のプライベートレッスンを受けると、ハードルが高くなっていたり(負荷がもっとかかる動きをしている、新しい動きを取り入れる等)、まだまだやれるでしょう〜と言わんばかりに、ピラティスはやればやるほどハードになっていきます。

なので、インストラクターから「どんどん負荷が上げられちゃうので、無理だったら遠慮なく教えてください」という言葉をかけられたことがありました。

ピラティスは日々情報が更新、進化しています。

それは10年前には、「”ここ”を鍛えればいい」と常識化されていたことが、その後の人間の変化により、10年たった現在だと、”ここ”とは「真逆の箇所を鍛える、意識していくように」といった教えが真逆になることがよくあるからです。
要はアップデートが必要、ということですね。
それだけ解剖の研究は、日々進んでいっていることを表しているのかなと思っています。


そして、このような研究の変化、終わりがない学びはピラティスだけでなく、心理教育にも同様のことが言えるのではないか、と私は考えているのです。

EAPメンタルヘルスカウンセラーの資格を通じて、本格的に心理領域に学びを始めましたが、これはこれで終わりがないと言いますか・・・

心理を学ぶことを例えると、一度沼にハマってしまって、その沼から足が抜けずに、だんだんと沈んでいく・・・というような、感じの悪ーい例えが残念ながら(?)私の中では一番しっくりきます。

結果私はEAP関連の資格を取得しましたが、その資格取得がゴールということではなく、むしろスタートラインにようやく立ったというような感じで日々を過ごしています。

日々出くわす相談者の悩みには、常に新たな価値観や考えの出会いがあり、そこから別の視点での世界が広がっていたり・・・と、心理の世界にはある種ゴールがあるようでありません。
仮にゴールがあったとしてもまた次の、違ったゴールが出てくる・・・みたいな、そんな繰り返しです。

それに付け加えて、混沌とした現代社会。。。
社会情勢の変化にも心理に及ぼす影響は大きく、10年前には起きえなかったことが、10年経過した現代において主流の心理問題となっていたりと、こちらも日々変化していきます。


冒頭のタイトルに戻って、『”一生遊べる”おもちゃを手に入れる』という言葉。これはピラティスから発されたものですが、この言葉を聞いた瞬間、私は心理領域においても全く同様のことが言えるのではないか、と思ったのです。

人生100年時代。心理カウンセリングを職業としている私にとっては、もちろん辛いこともありますが、70、80、90歳と年を取っても飽きることなく”遊べるおもちゃ”と一緒に過ごしていくのかな〜と。

そんなことを思う私でありました。


by なっちゃん