システムエンジニアからゲームプログラマーへ転職する方法
ゲームを作る専門学校へ入ってもSE(システムエンジニア)に就職することを勧められることは珍しくありませんが、そういった人たちの多くが「やっぱりゲーム関係の仕事がしたい!」と思い、ゲーム業界へ転職していきます。システムエンジニアとゲームプログラマーは非常に近い関係性であるため、他の業界からの転職と比べると楽です。
3年以内に辞めることは企業に悪い印象を与える?
SEからゲームプログラマーになる人の多くが3年以内に転職活動をはじめています。世間的には「3年以内に辞める奴は根性がないと思われる」「辛くても3年は続けるべき」という風潮がありますが、ゲーム業界ではあまりそういった風潮は見られません。
ゲーム業界は良くも悪くも実力主義の世界です。年齢や性別などは関係なく、スキルさえあれば平等に働くことができます。
なので、たとえ就職1年目だったとしても「ゲーム業界へ転職したい!」と考えているのであれば、転職活動を進めておいた方がいいでしょう。
また、年齢的にも若い人の方が有利であり、30歳を超えると未経験の採用はほとんど不可能になってしまいます。
即戦力を求められやすいゲームプログラマーの転職も、20代前半であれば「少しはうちで鍛えれば使えるな」と判断してもらえ、最低限の技術力でも採用してもらえるケースもあります。
若さは大きな武器ですから「3年以内に辞めるのは評判が良くないかも…」なんて考えずに転職するべきですよ。
ズルズルと働き続けて28歳・29歳になって「やっぱりゲームプログラマナーになりたい」という方が厳しいですからね。
ゲームプログラマーになるための手順
「じゃあ具体的にどうすればゲームプログラマーになれるのか?」ということについて説明していきます。
・転職エージェントに相談する
まず最初に転職エージェントに相談へ行きましょう。専任のキャリアコンサルタントがあなたのスキルをチェックし、ゲームプログラマーになるためにやるべきことを教えてくれます。
答えが分かっているのといないのとでは転職成功率が全然違いますので、ゴールまでの道のりがどうなっているのか一番最初に確認しておきましょう。
ゲーム業界に強い転職エージェントもありますので、最初はその中の2~3社に相談して意見を聞きましょう。
・ゲームを自作できるようになる
ゲームプログラマーの面接で見られるスキルは『ゲームを自作できるプログラミング能力』と『コミュニケーション能力』の2つ。
SEをやっているのであれば社内外の人と関わりながら働いているはずですから、コミュニケーション能力に関しては問題ないでしょう。
面接でも「どのようにコミュニケーションを取りながら働いていたか」を説明すればクリアです。
『ゲームを自作できるプログラミング能力』は独学で覚える必要があります。現在はコンシューマーならC++、ソーシャルならC#で開発されていることがほとんどですので、どちらかを勉強しましょう。
おすすめはC#。コンシューマー系は経験者重視の採用ですが、ソーシャル系は成長分野ということもあり未経験も積極的に採用しているからです。
また、Unityを使えばC#で独学の自作ゲームを作ることができるため、そのゲームをゲーム制作会社へ持ち込んで採用してもらうケースが多いです。
プログラミング言語が全く分からない素人でも2ヶ月程度で完成しますから、SEであればそれなりのクオリティのゲームが作れるはずですよ。
ソーシャルゲーム制作会社へ入ってしまえば、実績を積んで大手やコンシューマー系にステップアップできますので、まずはゲームプログラマーとしてのキャリアをスタートできるように頑張りましょう。
・転職活動開始&転職成功
ゲームを自作できれば、いよいよ転職活動開始です。最初に相談へ行った転職エージェントに希望する条件を伝えれば、条件に合ったゲームプログラマー求人を紹介してもらえます。
職務経歴書の書き方や面接なども専任のキャリアコンサルタントが無料でアドバイスしてくれますので、アドバイス通りに進めていきましょう。
まとめ
SEの場合はゲーム制作に必要なプログラミング能力さえ取得すれば比較的簡単に転職することができますので、働きながらでもゲームプログラマーの内定を貰うことは難しくありません。いきなりコンシューマーを目指すのは難しいですが、ソーシャル系なら成長中である今が狙い目。
当ページで紹介している転職に必要なことは転職エージェントでもっと詳しく教えてもらえますので、まずは相談から始めてみましょう。
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