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【FF14暁月】生まれ死んで答を得る

※FF14暁月のフィナーレ終盤の内容を含みます(Lv87付近)



とにかく苦しすぎる

 前回の記事から大幅に飛んでタイトルのクエストが終わりました。本当に狂う、苦しすぎる、助けてほしい。
 本当なら暁月を区切りごとに記事を書きたかったんですけど面白くて…するする進んでしまってそれでこのクエストにぶち当たってしまったので急遽先に書くことに。整理がつかないので苦しすぎる。

これまでのハイデリンに対する印象

 この記事を書くうえでおそらく書かないと伝わらないので、まずは個人的なハイデリンに対する印象について。
 結論から言うとここまで「なんなんだよ!ハイデリンって!!勝手に力託して!!!出会った人間は目の前で死んでいくし!!!冒険を返してくれ!!!冒険をさせろ!!!」と正直八つ当たり気味にキレ散らかしていました。
 もうだいぶ前の記憶ですがどこかで光の加護を受けて、一介の冒険者として冒険するつもりが暁の血盟に目をつけられて、蛮神倒せるからって倒してたらいつの間にか英雄だとか言われ始めて…自分はそんなのじゃないのに…でもやらなきゃ冒険どころじゃないから仕方なく…とか。結局冒険者という各々が責任をあまり持たなくていいどうとでもなる立場をいいように皆利用しようとしてるだけなんじゃないか?とかこんな力なければたとえどこかで野垂れ死ぬとしても純粋な冒険ができたはずなんだ!心底うんざりする!とか。正直ひねくれてる性格が出ているのはあると思うんですけど正直な気持ちは紅蓮辺りまでずっと続いていました。
 それで漆黒でゾディアークは終末に対する対抗策でハイデリンはそれを制御するために作られた存在とかそんな話が出てくるもんだからいよいよ暁月に入るころにはハイデリンに対する猜疑心が育っていました。ゾディアークもハイデリンもなんかよく分からん冒険を邪魔する奴らも全員ぶっ倒して冒険に戻るぞ!!そんなよく分からん怒りのままに進んでいた節はあります。もしかしたら何かを勘違いしていて見当違いな、理不尽な怒りだったかもしれませんが正直な気持ちはこうです。でもたぶん序盤のこの↓シーン的にはそんなに間違っていないものだと思います。

ここはギリ怒りを抑えて上を選んだ気がします

とにかく世界の危機と各々の思惑にうんざりしていました、そしてそれはハイデリンがなんか光の加護とかを押し付けてきたからだと思っていました。

ヴェーネス

 で、なんやかんやでエルピスを探索していたらハイデリンになる前の存在であろうヴェーネスに出会ったわけですがこの時点ではいかにアゼムの座についていたとはいえ「この野郎…!」という気持ちがまだあったんですね

あったんですよ…


こんなに楽しそうに冒険の話を語るヒカセンを見たことがあっただろうか
でも色々あったよな…重大な事件も、些末でわけのわからないお使いも…
辛くもあったがそれ以上に楽しかった
ついつい高ぶってイイ!をしちゃうヒカセン

 そんな怒りをぶつけていた、ぶつけようとしていた相手が何から何まで自分と一緒だった。
 まだ見たことのない何かを見たくて広い世界をなんか冒険できる作品を求めてエオルゼアに来たし、道中様々なサブクエストをほっとけなくてまたは世界を知りたいからこなしてきたし、メインクエストでの話も気になってたけど、いつの間にかサブクエストで出会う人々のことの方が興味を上回ることだってあったし、終末に対して月で逃げる話が出てきたときは「まず終末を退ける方法を探そうよ!!!」とぶちギレた。
 
ヴェーネスと根っこは同じなんだと感じて、この時点で自身の怒りの矛先に迷いが生じていました。


内心はクソ苦笑いでした

エルピスの旅路

 これはちょっと話それるんですが。
 なんやかんやあってメーティオンが「宇宙レベルで絶望なくなんないから終わらせたいあげるね!」的なことを言い放ちヘルメスが人の裁定のためメーティオンを解き放ち記憶をカイロスによって改竄しようとしたわけですが…これあとで思ったんですけどとんでもないお話上のギミックな気がしてならないのです。
 結局ヒュトロダエウスとエメトセルクのおっちゃんは記憶を上塗りされてしまうわけなのですが、多分これのせいで原初世界で起こったことに戻ってしまうのではないのかと。でもそれでいいんですね、だからこそヒカセンがここまで来れたわけだし必要なことで。しかもこのエルピスでの出来事を星海に還る時に思い出すであろうというのが本当に話の整合性取った上で情緒破壊につなげているのがね…話上手すぎね…

世界を割った女の真実

 その後なんやかんやあってヒカセンは元の世界に戻っていったわけですがここで約束を交わすわけですね。

この二つの世界は交わるのか、それはその瞬間まで分からないがお互いがお互いの世界で最善を尽くし続け、人々が絶望に抗えるようになりメーティオンに人々は生きるに足る存在だと証明するという約束です。
そして時は流れて…ヒカセンは元の世界に帰る間に終末の瞬間を見るわけですが…


そこには人々に絶望の矛先が向いていなかったがゆえに絶望を知らず、認められず、とうとう真の意味で絶望に抗い切れなかったかつての人々と絶望から目を背けずに抗い続けるべきだと説くヴェーネスの姿が見えてたんですが…

おそらく完全(に見えているだけ)な存在ゆえに絶望に抗う強さがないならば、世界を分かち不完全な存在としその中で絶望に抗う力を人々に探させるというとんでもない賭けに出たヴェーネス。
いやもうここさぁ…絶対辛かっただろうに…
今の原初世界をまた別の存在として未来に託すと考えたらもうとんでもない覚悟の上なのが分かってしまって…

ここは隠喩なのか、ヴェーネスが具体的に何をしていたのかは今は定かではないですが(ゾディアークを抑えつつ、絶望に抗うに足る存在を導き、人々を導こうとしていた?)彼女もまた傷つき過酷な旅路にあったのだということが明らかになって…これヒカセンと同じようないやひょっとするとそれ以上にしんどい状況なのではないのかと思うと本当に気が気がじゃなくて。
だって自分で分けた世界で結局愛したかつての人々が抗いつつも苦しんでいるんですよ???
そして極めつけは

これは初ハーデス戦の時のスクショです
この時は暗黒使ってたなぁ…

ここですよ!!
不完全なる者はそれゆえに終わらぬ探求の旅を続けるのだ」
何故旅をするのか、あこがれるのか、純粋に楽しいのもあるが不完全がゆえに何かを求めて旅をし続けるのだと。不完全だからこそ出来ることなのだと、そしてなにより歓びであるのだと(ここまでを意味してるのかは分からないけどそう感じた)、そう言われちゃもうね……冒険者でありたい自分としてはほんといいセリフすぎる。探求の旅はあまりにファイナルファンタジーの言葉すぎるから使われると弱い。オメガ編のネロさンのセリフとかね。
あとここで漆黒のシーン被せてくるのはもう天才すぎる。ふざけんなよ。
ハーデス…そんなことをするか、と本人は言いつつこっちではまさに過去に囚われて絶望から目を背けてしまった人でもあるから本当に被るよな…


このセリフも好き
つらい旅の中でもどんなに小さくても楽しいこと輝かしいことは確かにあったもんな…
そしてそれを糧に目的に続けられた
例えば事件屋とか…

 本当になんてことをしてくれたんですか…シナリオライターは…
 あんだけやるせない怒りをぶつけようとしていた相手が自分と同じように冒険にあこがれて、出会う人々を愛し、苦難の中前へ進み続けようとする存在だなんて思わないじゃないですか!!!!しかもはるか昔に自分と交わした約束を守るためであり、結果的に分かたれた世界を救うためにだなんて…
 知らなかったとはいえ怒りの矛先を向けようとしていたことが本当につらい。本当に土下座して謝りたい。でも多分そんなこと望んでないだろうし、今この状況はそんなことをしている場合ではなく、彼女と同じように前に進み続けるべきなんだろうな…と思うとほんとーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーにつらい!!!!!!!!!!苦しい!!!!!!!!!!!!!!!!!!なんてことしてくれたんだよ!!!!!!
……しかもここのBGM「Answers」じゃねえかよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!Answersって…Answersってことじゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!なぁ!!!!!!!!!!!!!!!
 FF14くんさぁ…クエストタイトルに核爆弾仕込むのやめてくれない????暗黒ジョブクエの「あと一度、君に会えたら」とかさぁ…


 あとこのセリフこういうことだったのかよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この言葉の意味を知る時って…お前…お前…!お前!!ええ??

 もっと何も考えず、ひねくれず、導かれるままに素直に旅をしておけばこんなつらい思いをせずに済んだと思うとほんとにしんどい、本当に。
 同じようにひねくれて冒険を続けていた人がいたと信じたい。自分だけじゃないはずだ、そうじゃなかったら本当に……

 皆さんはどうでしたか?
 ハイデリンを信じて来れましたか??
 そしてなによりも大切なこと……

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