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グレイテスト・ショーマン ★★★★☆

毎日作業中に聞いている動画に時々挟まる予告を見てから、ずっと観たかった映画です。
ああ、見世物小屋のバーナムかっていう程度の前知識で行きました。

内容は、ほぼ予告で観た通り。
それを歌と踊りで飾った、極上のエンターテインメント映画でした。
時代は大好きな19世紀末(ちょっと時代考証怪しい気がする)、ネタは大好きなサーカス、王道のサクセスストーリー。たまらんです。ヒュー・ジャックマン、めっさ格好いい!
最近「どうしてこうなるの?」というマイナス面で理解できない筋や設定が多い中(ここを力説すると、ただの某アニメの悪口にしかならないのでやめときます…笑)こういう正統派は観ていて気持ちがいいですね。
かなり美化した内容ですし、そういう観点から見たら気分悪いかもしれない映画だろうなというのも踏まえつつ。

今、この題材をやるのは、もしかしてルーカスが小人症の役者を起用した事を人権団体から抗議された事も関係あったりするのでしょうか。
ヒゲ女さんの「(バーナムは)ペテン師で金儲け目的かもしれないけれど、自分たちに家族をくれた」っていう台詞が刺さります。
ずっと日陰で生きてきたサーカス団のメンバーが、皆輝いていて素敵でした。
最初、アンは何で差別対象なのか分からなかったのですが、ああ、そうか。アメリカでした。
カーライルの父親の「メイドを連れて」という台詞で初めて気づきました。
こういう人種的な差別は、有色人種として被差別対象の日本人には真に理解するのは無理かもしれません。
日本人にとっては欧米人もアフリカ系もみんな違って、ただの異国人ですよ。※島国発言

一番盛り上がるのが出だしというのがなかなかにすごい構成ですが、ああいう静かな終わりもいいかもしれないですね。
木になったお姉さん?妹?がめっさ可愛い(笑)
この子、サンタさんのお嫁さんになりたい子ですよね。将来有望すぎる。

個人的には我らがヴィクトリア女王が、背が低いネタとわんこ連れてるのはたまらんかったです。

気になったのは2点。オペラ歌手の歌がオペラではない違和感と、最後、一緒に来た象さんはどうしてるのか(笑)
ま、いっか。

今ちょうどシルク・ド・ソレイユがきてるので、観に行きたいなあ。サーカス大好きなんです。
(2018年3月28日のブログより転載)


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