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韓国・ソウル歴史景観地区でヨガレッスンを受けてみた!〜旅行者でも参加できる極上ヨガスタジオ〜

2023年12月、生まれて初めて韓国へ渡航しました。コロナ禍直前の2020年1月に台湾に渡航して以来、久しぶりの海外でした。海外を訪ねることが大好きな私にとって、飛行機に乗れる、海外に行ける、それだけでワクワクの韓国渡航でしたが、今回は個人的にとてもスペシャルな計画がありました。それは、海外でヨガレッスンを受けてみるということ!

数年前まで、運動が大嫌い。腕立て伏せの一回もできなかった筋力皆無人間でした。それが、色々あって(?)コロナ期間を経て、いつの間にかyogiになっていた私。毎週の厳しいレッスンに心から望んで参加し(四コマ連続参加するので、変態がられてしまう)、毎日自宅ヨガも欠かさない。
次に海外へ行くときは必ず現地のヨガを体験しよう!そして、それを海外渡航のルーティンにしよう!と心に決めていました。

そして、とうとう、コロナのブランクから4年近くなる2023年12月、韓国へ渡航する機会を得ました。
早速、『韓国/ソウル/ヨガスタジオ』などのワードで現地のヨガスタジオを検索。幸い、どなたかのブログでソウルのヨガスタジオをいくつか紹介してくださるものがあり、そのなかでInstagramのDMができるスタジオに連絡をしてみました! 

DMはシンプルに挨拶、日本人旅行者であること、ドロップインでレッスンを受けたいこと、希望する日程などを英語で伝えてみました。すると、先生からも英語でお返事が。英語は得意ではないので、翻訳アプリでお返事している旨、書かれていましたが、特にコミュニケーションに問題なし。
滞在中の土曜日午前の『ヴィンヤサ・フロー』レッスンにドロップインで参加することになりました。予約はDMで完了(現地の生徒さんには他の予約方法があるのかもしれませんが)、支払いは当日でOKとのことで安心しました。

歴史地区・北村韓屋村(プクチョンハノクマウル)

景福宮(キョンボックン)と昌徳宮(チャンドックン)の間にあるエリアで、韓国伝統の居住区域である北村。今回訪れたヨガスタジオ『プクチョンヨガ』は、この北村のメインエリアにあります。最寄駅は地下鉄3号線の『安国(アングッ)』駅。3番出口から徒歩10分ほどで、伝統家屋とリノベーションされたカフェや店舗の立ち並ぶエリアに到着します。

『プクチョンヨガ』はキムチ体験館のあるメインストリート(緩やかな坂道)を登りきったあたりの右側にあります。マンションのような建物の2階なので、少し見つけづらいですが、路地の奥などではないので安心してくださいね。窓にハングルで『プクチョンヨガ』と書いてあります(私は読めないので、娘が見つけてくれました)

ヨガスタジオの外観

雰囲気いっぱいのナチュラルでアンビエントなスタジオ

へヨン先生のスタジオは北村の景色や静かな雰囲気を感じられるよう、大きな窓が二つの方面に開けていて。スタジオに入ってひと目で癒されたのは、窓辺に置かれた3体のヨガドールたち。素敵な一枚板のドアや、ドリームキャッチャー、おしゃれで落ち着くインテリアになっています。聞けば、先生と夫さんでDIYで作り上げたスタジオなのだそう。

床暖も完備で居心地最高

ドロップインは30,000wウォン。現金やクレジットカードで支払うことができます。お支払いの前に、先生から「インストラクションは全て韓国語ですが、本当に大丈夫ですか?」と念のための再確認(すでにDMでも確認済み)。大丈夫ですとお答えすると、クレジットカードを処理してくださいました。

マットは無料でレンタルできます。壁のおしゃれなマット掛けから一つ選び、先生の示された場所に敷きます。もちろん、更衣室スペースもあり、お着替えもできます。床暖も入っていて心地よい♪ 現地の生徒さんが続々と集まってくるなか、ストレッチをしてドキドキ待機しました。ふふふ。ヴィンヤサ・フローだからかもしれませんが、年齢層は若めで20〜30代の女性が多いよう。

心地よく、程よく強度のあるヴィンヤサフロー

時間になると、先生がスタジオの真ん中に入られ、韓国語でのインストラクションが始まりました。チャイルドポーズを経由する形の、長くて深いキャットカウから始まり、コブラやシャラバーサナのバリエーションで背筋を使います。とにかくゆったりしてキープが長く、地味に効いてくる〜。
ポーズキープが長くなってきてきついなと思い始めると、先生がキリリとした声で「ハノッタ!」みたいな掛け声をなさるということに気づき、途中からきつい時はハノッタ待ちになりました笑
正確にはなんと発音しているのかわかりませんでした。検索してみても出てこない。。。
インストラクションが全て韓国語であっても、ヨギーには共通言語があります!サンスクリット、そして一部英語ですね。先生が「ブジャンガ」や「ウォーリアーⅡ」などとおっしゃれば、韓国語の中にその言葉を聞き取ることができるし、先生や生徒さんの動きを見れば大体ついていけます。

へヨン先生のヴィンヤサはゆったりしてキープが長く、じわじわときつくて、自然と心が集中し瞑想状態に入っていくようなレッスン。アーサナは基本的なものが中心ですが、フローの繋げ方が新鮮でした。難易度で言うと、(あくまでもその日のプログラムのみでの判断ですが)ねじった半月のポーズ(個人的に苦手)や、ワイルドシングスがピークポーズだったかな。私が訓練中のカカーサナもありました。参加者さんのレベルはまちまちで、ピークポーズは軽減で対応してる方も。なので、初心者でも参加して良いと思います。

いい運動量の最後には暖かい床の上でシャバーサナ。先生が壁に取り付けた遠赤外線の暖房をつけてくださり、一人ひとりにブランケットをかけてくださいました。私が訪れた日は、ソウルが例外的に暖かだった日なのですが、先生のそのご配慮は、通常なら冬のソウルでは欠かせないものなのだろうなぁ。マイナス10度だもんなぁ。

レッスン後には先生ご自身が煮出したという暖かいコーン茶を入れてくださり、本当に親切にしていただきました。ヨガの先生に意地悪な人なんていないけれど、とりわけ親切でフレンドリーなヘヨン先生、ご一緒に写真を撮らせていただき、別れ際に「ハグしていいですか?」とお聞きすると、笑いながら受け入れてくださいました!ヨガ用語も世界共通だし、ハグも世界共通の愛の言語なのだ❤︎

そのまま歴史散策できるのも魅力

レッスン後は、坂道を下って、中腹のおでんと大学芋で軽食。ここのおじさんはどうやら有名人らしい。カウンターに座って食べられるのでおすすめ。おしゃれなカフェやレストランも点在しているし、韓国で人気のセルフフォトスタジオもありました。ですが、私は実際の伝統家屋を見るのが楽しかったな。

シンプルな韓国のおでん(左)
素朴な大学芋(右)
景福宮の衛兵交代、この日は土曜日で
14:00から始まりました


駅の方へ戻り、地下鉄に乗ってもいいと思いますし、ぷらぷら歩いているとキョンボックン方面まで行かれますよ。途中に美術館などもあっていいエリア散策になります。私と娘は、キョンボックンで衛兵交代のデモンストレーションを見学してから、バスに乗って山腹にある美術館に向かいました。この話はまた別の機会に!

  • 地図にある通り、この北村エリアには他にも数軒のヨガスタジオがあるようです。ソウルの中心地の近代的なヨガスタジオを体験するのも良いと思いますが、日本でいう京都や鎌倉のような趣あふれるエリアで、心静かな時間が持てるのはやっぱり格別な体験かな!

  • ぜひ、ヨガを愛する方はへヨン先生のスタジオに行ってみてくださいね。

真ん中のストリートの一番上にある
アップドッグがプクチョンヨガスタジオ

BUKCHONYOGA STUDIO
2F #203, 128 Gyedong-gil, Jingo-gu, Seoul
Instagram @bukchonyoga_official
tel 010-3393-0243
地下鉄三番線 安国駅から695m
徒歩約10分

この記事を書いたのは
二子玉川の小さな雑貨店オーナーで
ヨガインストラクター通訳ayaco
Instagram @cucirina_stella
@ayaco_cucirina








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